◇さやさや占い◇
平成18年8月くらいの運勢 | |
STR型のひと | うーみー!夏と言えば海、海と言えば筋肉です。日焼けした真っ黒なボディで胸筋をピクピクさせましょう。 |
AGI型のひと | 人でいっぱいの海岸線なんか飛び出して向こう岸まで泳いじゃいましょう! ユーラシア大陸へでもアメリカ大陸へでも)。アンラッキー生物はサメ。 |
VIT型のひと | 夏だから泳ぐという率直さを認められないあなたに勧めなのは山。山の木々が発する清涼な空気に包まれて――我慢大会を開催! |
INT型のひと | 家の中で勉強勉強な毎日だと息が詰まってしまいます。たまには外に飛び出して気分転換してみましょう。太陽の下で勉強とかどうかな。 |
DEX型のひと | 器用なあなたはエーゲ海での優雅なバカンス――を妄想して絵でも描きましょう。病は気から、心頭滅却すれば火もまた涼し。妄想力でこの夏を乗り切ろう! |
LUK型のひと | そんなに運が良いんだったらサマージャンボ宝くじでも買えばいいのに!(逆ギレ風味) |
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殴り続けます / 殴りました / 殴ります / 冒険者の競技場 |
平成18年8月26日 | 殴り続けます | |||||||||
ゆきにゃんがあのゴスロリの聖地マルイONEの体験レポートが書いているのですが、なんと一緒にお兄ちゃんも行っていたらしいのです! 過去の例から鑑みて、近い内にこの場を乗っ取られる可能性が否定できないさやさやです。ごきげんよう。 本場のゴスロリを見てきたのですから、きっと私のゴスロリ写真撮影にも情熱を燃やしてくれることでしょう。しなかったら聖属性を付与して殴りたいと思います。 お兄ちゃんの属性はきっと毒なので聖が効きそうなのはともかく。 【前回までのあらすじ】 ラグナロク世界に溶け込まない異質な職業テコンドー。韓国魂であらゆる常識や良識を打ち破るその存在を、さやさやは認めることが出来なかった。 しかし同時に体験してもいない職業を批判することの危険性も苦慮した彼女は、自らテコンドーを体験してみることを決意した。 魔法攻撃型を目指してINT極振りで始めたり、殴り型へ修正するためにSTR/AGI/INT/DEX全て同じという超バランスステータスにしてみたりと遠回りをしていたが、レイホウの助けを得てついにソウルリンカーへと転職する。 絶大な攻撃力こそ手に入らなかったものの、ダッシュ、ハイジャンプ、属性付与、自動回復という規格外の力を身に付けたさやさや。彼女はその目でいったい何を見るのだろうか――? というわけで殴りリンカーに転職したわけですが。 他の職業の二次職は基本的にそれまでの職の上位職にあたるため、転職する事で新しい攻撃スキルを身に付けたり基本戦闘能力が上がったりして、転職した途端に強くなるものです。 それに比べて殴りリンカーは近接戦闘職から後衛魔法職という他に無い変化をします。 ソウルリンカーの基礎能力はウィザードとほぼ同等であるため素手での攻撃速度は激減。これによって一見戦闘能力が下がったようにも見えるのですが……武器を装備できなかったテコンドーとは違い、二次職になることで武器を装備できるようになるのです。 拳聖ならば本、ソウルリンカーならば短剣もしくは杖が装備可能になります。これによって、カードによる特化+属性攻撃という強力な攻撃方法が使えるようになるのですね。 とは言え、メイン職業でもないソウルリンカーのために各種特化武器を用意出来るほど私の財政事情は潤っていません。何か汎用的な武器を一つ二つ用意するのが精一杯。 殴り型ですから杖ではなく短剣が基本でしょう。アンドレカードを刺したグラディウスか、何か状態異常カードを刺したマインゴージュか。悩んだ末に私が用意した武器は――これです!
オーガトゥース! 魔剣とも言われるこのオーガトゥースは、短剣中最高の攻撃力を誇ります。しかも回避率が10%もアップした上に完全回避も5%ちゃうというおまけ付き。 DEFが半減するという呪いこそありますが、元々DEFの高い装備などは持っていませんし、ソウルリンカーには受けた端から回復するというリジェネレーション魔法があるので大した問題ではないでしょう。 ソウルリンカーの武器にするならこれしかないって思ってたんですよね! そんな魔剣オーガトゥースを装備した私は、さっそく試し斬りをしてみようとレイホウさんに連れられてピラミッドダンジョンへ! ピラミッド前の長い砂漠もダッシュで一発、複雑な迷路もハイジャンプでヒラリと越えてしまいます。……この壁って天井まで無かったんですね。 ピラミッド迷宮が遊園地の屋外迷路みたいだったことにショックが隠せないのはともかく。 1F、2Fは素通りし、目的地であるピラミッドダンジョン3Fに到着。ここはあんまり人が居ないわりにアンデッドモンスターがいっぱい湧くので、思う存分オーガトゥースの力を試せます。さっそく装備したオーガトゥースに聖属性を付与して――攻撃!
ダメージ低っ! 最強の魔剣に聖属性まで付与しているというのに、何ですかこのダメージは! 予想外の性能にショックが隠し切れません。 数値を見ただけでは解り難いのですが、オーガトゥースが高いのはあくまでも最大攻撃力なのです。運が良ければ数値通りの大ダメージを発揮することもありますが、平均すると平凡なダメージになってしまうのですね。 その上、短剣によるダメージは相手の大きさによって攻撃力が大きく変わります。小型に対しては100%のダメージを発揮しますが、中型では75%、大型に至っては50%のダメージしか与える事が出来ません。 知識としてはあったので予想こそしていたのですけれど……まさか、これほど弱いとは思いませんでした。素手から武器を持ったことで大きく変わると思っていたのですけれど、蹴り修練の最低保障は武器に引けを取らない性能を持っていたのですね。 ……ということは。もしかして――
素手のが強いよ! 見た目こそパンチしているように見えますが、きっちりと蹴り修練のダメージが上乗せされています。 平均ダメージはオーガトゥースを装備していたときとあまり変わらないかやや上回るくらい。素手ならばSTRが+10されるスパート状態にもなれますし、ダメージが相手の大きさに左右されないことと攻撃速度が速くなることを考えると明らかにこちらの方が強いのです。 せ、せっかく苦労して買い取ったオーガトゥースなのに、なんてこと……! あまりのショックにしばし呆然としてしまう私ですが、モンスターは感傷に浸る時間も待ってくれません。聖属性を付与した聖なる拳で殴っても殴っても一向に数が減りません。倒した数の倍くらいのモンスターが即座に沸いてくるのです。さすがピラ3F。 リジェネレーションのおかげでどうにか耐えていますが、このスキルも無限に使い続けられるわけではありません。HPを回復する度にSPを消費するのです。囲まれ過ぎて回避率が地に堕ちた私はモンスターの攻撃を避ける事が出来ず、みるみる内にSPが減っていきます。 レイホウさんは「ダイジョブ、いけるいける」と隣で楽しそうにはやし立てています。や、無理です、無理無理ですからっ! そしてついに――
決壊。溜まっていたモンスターが一斉にレイホウさんに流れます。 さすがのレイホウさんでもこれだけのモンスターを処理し切れるとは思えません。「逃げて、逃げてー!」と撤退を促しているのに、レイホウさんは「ダイジョブ、いけるいける」と余裕の表情。いや、どうみてもヤバそうなんですが! Lv90の殴りプリとは言え、これだけのモンスターに囲まれてしまっては攻撃を回避することも出来ません。次々とダメージを受けてHPバーがみるみる減って赤くなり……しかし死ぬ直前で回復。またHPが減って、回復。減っては回復減っては回復を繰り返しています。 何度「死んじゃうっ、死んじゃうから逃げてー!」と思ったことでしょう。ハラハラと見守る私とは対照的に、まるで死のスリルを楽しむかのようにギリギリの戦闘を続けるレイホウさん。
徐々にモンスターの数を減らして行って、最後に残ったミミックを――
見事に撃破! あれだけ居たモンスターを一人で倒し切るなんて、大司狂の名は伊達じゃない! やっぱり殴りプリは偉大だなぁという感慨と共にピラミッドダンジョンを去る私達でした。 ……って、これで終わりじゃないです! オーガトゥースはその性能に絶望して思わずホルグレンさんのところに持ち込んでカンカンしてもらっちゃいましたが、武器が無くなったわけではありません。 こんなこともあろうかと、実はもう一つ武器を用意しておいたのですよ。ふふふ。 私の秘密兵器、それは――
包丁です! 見た目と名前こそアレな感じがする包丁ですが、れっきとしたLv4武器です。オーガトゥースのような高い攻撃力こそありませんが、なんとクリティカル率が30%も上がるという素晴らしい武器なのです。おまけに動物型モンスターを倒すとお肉がゲットできるオマケ付き! 通常攻撃の3割がクリティカルになるというのはちょっとすごいのですよ。素手ではかすりもしない回避率の高いモンスターでも、包丁でクリティカルが出れば当てることが出来るのです。長期戦にこそなりますが、カアヒの自動HP回復機能と合わせればどんなモンスターとだってタイマンがはれてしまうのです。 本当は包丁の上位武器であるカウンターダガーがあればいいのですけれどね。カウンターダガーはクリティカル率が90%も上がるという驚異的な性能を持っているのです。クリアサさんもビックリな性能! これとリジェネレーションさえあればグラストヘイムだって一人で行けちゃうかも! ……ただ、この武器は時価40Mzもする超絶高級装備なので私には手を出す事もできませんでした。プリの装備売り払っても届くかどうか。 あーでも、今ならボーンドチェインが高く売れるし、使ってない攻城戦用装備とアコセットを売ればなんとか届くかも……? いやいやいや、お試しキャラのためにメインキャラの装備を切り崩すわけにはっ。 カウンターダガーのことは頭の隅に追いやって、今はともかく包丁です。 一人ピラミッドに戻って試し斬りを再開。やはり攻撃力が低いのであまり高いダメージを与える事が出来ません――が、クリティカルが出るのはちょっと良い気分です。単調な狩りに潤いが出ますね。 と、マミーやベリットを試し斬りしていた私の前に、ヤツが現れました。 絶大な命中率と回避率を誇り、攻撃力、攻撃速度も並外れた凶悪なモンスター。私の殴りプリでは手も足も出ず、モンクが全力で戦ってギリギリ勝てるかな、という私の天敵モンスター。 その名は――ミミック。 数々の狩場に現れて、宝箱のフリもせずに我が物顔で通路を闊歩するその姿に何度涙を飲んだことでしょう。 でも、今。私の手には奴を倒し得る武器があるのです! 積年の恨み、今こそ晴らしてやるっ。私の包丁捌きを食らえー!
って、全然クリティカル出ないんですけどっ! ちょっ、待って、おかしいよ! 何これ、何で当たらないのっ。他の敵には10回中3回くらいはクリティカルしてたのに、ミミックにクリティカルするのは10〜20回中1回程度。これではいくらリジェネレーションし続けても倒せるはずもなく――。 あえなくジ・エンド。 どうやらですね、クリティカル率は攻撃対象のLUKによって軽減されてしまうらしいのです。そしてミミックは回避・命中だけでなくLUKまで高くてなんと――LUK110! LUK1につきクリティカル率が0.2%軽減されてしまうとのことですから……クリティカル率-22%!? LUK1な私のクリティカル率は包丁効果の30%だけですから、ミミックへのクリティカル率はたったの8%……。そりゃあクリティカルしないよっ! 悲しみのあまり、オーガトゥースと同じく包丁もホルグレンさんのところに持ち込んでカンカンしてもらうのでした。 【総括】 移動手段は凄まじいけど、財政の苦しいソロ殴りリンカーはわりと無力! バーチャルネットプリーストさやさやはオーガトゥースと包丁で頑張る人を応援しています。 カンカンしてもらったオーガトゥースと包丁なんですが――
なんか両方とも精錬成功しちゃった! これは売り払ってカウンターダガー資金にしようっと。 |
平成18年8月22日 | 殴りました | ||||||||
ネット不通等で溜まってしまったWeb拍手のレスを少しづつ返しているさやさやです。ごきげんよう。 7月分のメッセージを半分程も消失してしまったのが悔やまれます。Web拍手のメッセージに過去ログ保存機能があったらなぁ……。 こまめな保存が大切なのはともかく。 【前回までのあらすじ】 ラグナロクに新実装された職業・テコンドー。そのあまりにもラグナロクに適合しない職業に、存在自体を認めることが出来ないさやさやだったが、自らが体験していないモノを批判することはとても危険性なことだ。その事に気づいたさやさやは自らテコンドーへと転身し、その存在を推し量ることにした。 さやさやが目指すのはテコンの上位職であるソウルリンカー。魔法職であるリンカーへの転職を目指すさやさやは既にINT型のステータスで育て始めていたのだが、レイホウの レイホウの手助けを借りたさやさやは素足で蹴る術を身に付け、最重要スキル『暖かい風』の入り口に到達する。さやさやは、見え始めたゴールを目指して一気に駆け出すのだった――。 そんなわけで、レイホウさんに手伝ってもらって自分に属性を付与するスキル『温かい風』のLv1を覚える事が出来ました。Lv1では自分に土属性を付与することが出来ます。 これを覚えると狩る対象に幅が出てきます。今までは蹴り修練のダメージを頼った「硬くてHPが低いモンスター」だけを狙っていましたが、今後はそれに加えて属性攻撃によるダメージアップを狙っていけるのです。 土属性攻撃が有効な相手は風属性モンスターです。種類も少なく回避率の高い風属性モンスターは、レベルの低い内はあまり狙える相手ではありませんが……何も風属性を相手にするだけが土属性の存在意義ではありません。何の属性か、という以前に攻撃に属性が付加されたことが重要なのです。狙う相手はそう、こいつです。
通常のモンスターはベース経験値に比べてジョブ経験値が少なめですが、念属性モンスターはベース経験値と同程度のジョブ経験値が得られるのです。早期転職を目指す一次職にとっては恰好の標的です。 最初に対戦したときにはレイホウさんの手助けを得ても相手にすらなりませんでしたが、今の私には蹴り修練と属性攻撃があるのです。ステータスもちょっとは上がってきましたし、エギラ程度楽勝です! というわけでエギラ狩り始めたのですけれど……思うように狩りが進みません。 エギラだけならともかく、エギラマップには他にアクティブなモンスターが存在しているのです。彼の名はエルダーウィロー。剣士やアコを育てたときには水ナイフや水メイスで大変お世話になった相手なのですけれど。 属性付与で覚える順番は土風水火念闇聖なのです。今私が覚えているのは土のみ。火属性Lv2モンスターであるエルダーウィローは土属性攻撃のダメージを軽減してしまうのです。普通なら5〜6回蹴ればいいところを、10回以上蹴らなければ倒す事が出来ません。 このマップにはエルダーウィローの個体数が多いのか、エギラを叩いてる間にもワラワラと纏わり付かれてしまいます。一匹程度だったら気長に叩いて倒すことも出来ますが、複数いるとどうしようもありません。人が居ないのを見計らってダッシュで逃げることが多くなります。 エギラを見つけてもエルダーウィローが周りに居る場合は見逃すしかありませんし、これでは非常に効率が悪いです。 狩場を変えようかなーと思い始めた頃、ある人の言葉が胸に甦りました。 「逆に考えるんだ。 『エギラを狩らなくてもいいさ』 と考えるんだ」 ――――― ジョージ=ジョースター卿 そうです、そうです。属性攻撃とジョブ経験値にこだわるから問題が発生するんです。確かにエギラの高いジョブ経験値は魅力的ですけれど、エルダーウィローの経験値だって捨てたものではありません。数が居る分、むしろエルダーウィローを狩った方が効率良いかも。同じくこのマップにいるビッグフットは防御力が高いですけれど、蹴り修練で底上げされた攻撃力さえあれば楽勝です。 エギラを狩るのは次に覚える風属性付与を覚えてからでも遅くありません。風属性ならばエルダーウィローにもビッグフットにも影響がありませんからね。 そうと決まれば即実行です。属性付与が切れるのをひたすら待ち、切れると同時にエルダーウィローとビッグフット狩りを開始です! ときどき現れるエギラに心惹かれてしまいますが、今はまだ我慢です。 エルダーウィローに囲まれ、ビッグフットを蹴りまくっている内にレベルアップ!
ベースレベルがアップする毎に現れる天使さまの祝福を受けると、長時間(8分?)の速度増加とブレスが付与されます。何ですかこの優遇制度は。スーパーノービスのような特殊職でもない普通の一次職なはずなのに、テコンだけがこんな祝福を受けられる理由がちょっと私にはわかりません。 やるなら全部の職業でやるべきなのでは……? 同じく、前衛職であるテコンから後衛であるソウルリンカーへの転職は確かに大変かもしれませんが、蹴り修練と属性付与があれば十分戦えると思います。Int型テコンを支援するためでしょうけれど、アーススパイクスクロールをほぼ使い放題(楽しい状態になるとアーススパイクスクロールの消費確率が10〜1%)になるというのも優遇し過ぎな気がします。 土属性攻撃だけ、数パーセントの確率で消費するという微妙さ加減がポイントなのかもしれませんけれど。 基礎的な能力以外にも色々と優遇されているなぁと思ってしまいました。 そんなふとした疑問はともかく。 ベースレベルとほぼ同時にジョブレベルもアップ。これでついに風属性付与を使う事が出来ます! それでは早速風付与をしてエギラ狩りを続行――しようと思っていたのですけれど。風属性攻撃が出来るとなると、水属性モンスターを狩りたくなってしまうのが人情というものです。 イズルードからバイラン島へ渡り、海底ダンジョンへ突入です!
思った通りに大きなダメージが与えられます。そろそろ回避率も上がってきたのでわりと楽勝で戦えるのですけれど、如何せん――テキトーな名前が付けられたデフォ赤髪の男シーフ&ローグさんの姿が目立ち過ぎます。 ワラワラと居るんですよワラワラと。無言で飛びまくりな上に横殴りしまくりなのです。 これはさすがにちょっと……と思っていると、通り掛かった女ローグさんが突然叫びました。 「ボットよえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 誰にとも無く言ったのでしょうけれど、突然だったので思わず「Botは弱いですよね」と返事をしてしまいました。私も彼女も久しぶりに中身の入っている人に出会ったことが嬉しくて、ちょっと足を止めてお話に興じてしまいました。 どうやら彼女はここでロボロボした方達の所業を撮影しては通報をするという、ボット撲滅運動を行っているそうです。サポート窓口の常連さんでもあるらしいです。 「ナツメの短剣片手にSS撮りまくりさ」というその方に「なつめさんの為にも頑張って撲滅です!」というズレた返事を返したりしてひと時を過ごしました。 ※ナツメの短剣というのは最近実装された店売り風属性短剣のことで人名ではないそうです。 彼女と別れを惜しみつつも狩りに戻り、ロボロボな周りに辟易しつつもまたジョブレベルが一つ上がりました。今度覚えたのは水属性付与です。 水属性に弱いのは火属性モンスター。手ごろな火属性モンスターと言えば……エルダーウィロー? というわけで再びエギラマップに戻ってきました。 しかし今度は強力です。エギラに普通に攻撃が通るだけでなく、エルダーウィローは楽に倒せちゃいますし、ビッグフットにも普通に攻撃が通ります。まさにここでの狩りに欠かせない属性と言えるでしょう。 ひたすら蹴り、蹴り、蹴りでモンスター達を打ち倒し――ついに火属性付与の習得に至ったのです。 火属性を覚えると格段に倒せる敵が増えます。手ごろなモンスターである動物種族の殆どは火に弱いですし、ソロ狩りの友であるオークとオークレディも火に弱いのです。ちょっと背伸びをしてサンドマンを狩ってみるのも一興かもしれません。 何を狩ろうかなとドキワクすると共にふと、言葉が蘇りました。 「火属性付与を覚えたら最終段階に入るので、報告するように」 土属性を覚え、第一段階を修了した私にレイホウ師匠がそう言っていたのです。最終段階……それは一気にラスト(ジョブレベル40)まで突っ走るという意味なのでしょうか。 火属性付与を覚えた時点で私のジョブレベルはちょうど30。転職に必要なジョブレベル40まではまだ10も残っています。 さっそくレイホウさんに火属性を覚えたことを報告すると、「よし、ではDEX装備をしてアルベルタで待つように」とのお返事が返ってきました。 アルベルタで何をするのでしょう。それにDEX装備って? まさか沈没船に行くわけでは無いでしょうし。とにもかくにも、ブラックスミスの製造用装備である矢リンゴとニンブルクリップ×2を装備してアルベルタに直行です。 現れたレイホウさんに連れられた先はアルベルタ右下にある港湾地区でした。そういえばここには亀島やアマツといった拡張町への渡海NPCがいっぱいいたような。どこかへ観光にでも行くのかな。 レイホウさんが示したNPCはクーニャン。彼女が担当する場所はそう、確か――龍の城。 どうやら観光ではなく、中国に似た雰囲気を持つというこの場所で狩りをするようです。狩る相手はこれ!
一気にランク上げすぎですからっ! サンドマンにさえ苦戦するのに、一気に土精て。私の最強キャラであるモンク(Lv75)ならなんとか戦えるかなーという強敵・土精さんをまさか、レベル40台で相手にすることになるとは思いもしませんでした。 フル支援を受け、DEX装備をしていても全段命中には程遠い私の攻撃。当たればそれなりのダメージが出るとは言え、40発近い攻撃を加えねばなりません。 一匹倒すのに長い時間が掛かるだけならばともかく、私が倒し切るまでの間レイホウさんは土精さんの攻撃に耐え続けなければなりません。 ちなみにこのレイホウさんはLv70程度のINT型支援プリーストです。まだ防御用のステータスが無いためにかなり高い土精さんの攻撃をほとんどそのまま受けてしまいます。それをひたすらヒールして耐えるのです。 足りなくなるSPを補うためにダメージを受けながらマグニフィカートを詠唱したりと、一歩間違えば死んでしまうギリギリ感でいっぱいです。危なかったら飛んで逃げてくださいと言ってはありますけれど、レイホウさんはそのギリギリ感さえ楽しんでいそうな雰囲気です。 レイホウさんが攻撃を受けてくれているので私はとても安全なはずなのですけれど、土精さんがたまに詠唱をするのが気になります。レイホウさんは「ヤツが詠唱を始めたら蹴るのをやめよ」と言っていましたけれど、何かすごい攻撃でも来るのでしょうか。範囲大魔法とか。 そんな事を考えていたためか、攻撃を止めるのが間に合わず土精さんの詠唱完了までにターゲットを外すのに失敗してしまいました!
増えたー!? どうやら土精さんは細胞分裂して増えてしまうようなのです。そして分裂した結果、どちらの土精さんもターゲッティングが外れます。そこを私が叩いてしまうと―― 土精さんのターゲットが私に移ってしまったのです。 慌ててダッシュで離れたりしたのですけれど……あえなく死んでしまいました。次は借りていたハイディングベルトでちゃんと隠れようと決意したのですけれど、どうやらそれだけではなかったようです。 たまに細胞分裂してないのにタゲが変わっていたことがあったのですが、どうやらレイホウさんの着ているのがスタンか睡眠かでタゲを外してしまう服なのだそうです。 INT型支援プリーストではあまりにもギリギリ感が付きまとうということもあり、レイホウさんがキャラチェンジを宣言。死体のまましばらく待っているとレイホウさんが帰って来ました。一見同じプリーストに見えますが……その中身は全くの別物に変わっていたのです。 そうです、レイホウさんのメインキャラとも言えるLv90の殴りプリーストです。 私のモンクでは居るだけでもつらいニブルヘイムを楽な狩場だと言い切ってしまう、そんな超戦闘型のプリーストです。土精さんが分裂して、更に三匹に分裂して、それがまた分裂しちゃって土精さんだらけになっちゃってそれら全部の攻撃を一身に受けても全回避してしまう程の強力さ。 ヒールでのSPの回復力を苦慮していたらしいのですが、ヒールをする機会さえほとんどありません。無敵か! 頼もしきレイホウさんに最後まで付き合ってもらい、無事ジョブレベル40に到達! 速攻でモロクまで引き返して、転職クエストに挑戦です。
とても生意気な子供に導かれてソウルリンカー転職クエスト開始! と言ってもたいしたアイテムが必要なわけでもありません。しおれないバラ、ダイヤ3カラット、止まらない心臓をそれぞれ一つづつ持って、簡単な質疑応答を経て――
転職完了! こうして私は無事、ソウルリンカーへの転職を果たすことが出来ました。 でも、このお話はこれで終わりではありません。
私はようやく走り始めたばかりなのだから。 この果てしなく遠い殴りリンカーの道を……! ――――――未完 バーチャルネットプリーストさやさやはどせいさんと男坂を応援しています。 |
平成18年8月11日 | 殴ります | ||||||||||||
ガチャピンが今度はブログに挑戦していることに驚きを隠せないさやさやです。ごきげんよう。 ムックに5文字だけ日記を書かせてあげるとか不条理素敵センスの発言をするガチャピンと、それをすんなりと受け入れてあっさりと無視してのけるムックの豪胆さには感服するのですよ。 あの太い指でほぼ毎日更新している姿を想像するとモフーって気分になりますよね。きっと専用の大型キーボードを使って、太鼓でも叩くみたいに文字を打ってるに違いないのですよっ! トラックバックとかすごくしてみたいのはともかく。 それは二週間ほど前のことでした。 久々のログインで、様変わりした世界に目を白黒させている私の目の前に彼女は現れたのです。
バルバリア海賊一家の末娘を名乗る彼女。世界の海で商船を襲うことを生業としていたはずの彼女は、いつの間にか陸に上がってソウルリンカーに転職していました。 其の姿に戸惑いを隠せない私に、彼女はとうとうとこの世界の情勢を語り出したのです。 ラグナロク世界に突如として現れた韓国国技・テコンドー。 世界観を無視した格好と武術。 バランス調整のされていない圧倒的な能力。 意味が取り難く言い難く覚え難いスキル名。 残影モンクの苦労を嘲笑い、攻城戦の概念を根本から覆すようなスキルの数々。 信じ難い現実に眼を背けたくなり、ここは本当にラグナロクなのかと問う私に彼女はこう言いました。
ラグナロクは韓国になってしまった、と。 重力社もやはり韓国企業だったと嘆き悲しむ私に、彼女は天使のような笑顔を浮かべて悪魔のような囁きをするのです。 「お前もテコンになればいい」と。 断固として拒否し、反韓デモイベントでも起こしそうな勢いだった私なのですが――ふと、少し前に読んだコラムを思い出しました。中国から来て日本で企業された方の、日中に偏りの無い意見が綴られたコラムです。 最近話題の靖国問題にも真正面から体当たりなコラムを書かれていて、その姿勢にはとても好感が持てました。 彼はそこでこう言っていたのです。 「自分の目で見ていないものを批判をするような人間は信用に値しない」 その通りだと思います。体験もしていないのにスペックだけでテコン職の嫌うのは良くないことですよね。 数日後、彼の行動指針を見習った私はソウルリンカーを試してみることにしたのです。 とはいえ当然スロットは3つとも埋まっています。現在課金されているアカウントに居るのは殴りプリースト「sayasaya」と半製造ブラックスミス「さやさや使用済み」、そして名前秘密の槍騎士です。プリとBSを消すわけにはいきませんし……最近使う機会が全く無かった槍騎士さんに消えてもらうことにしました。 君と一緒に牛狩りをしたこと、攻城戦を駆け抜けたこと、+10にしようと何十本ものパイクを折ったこと、決して忘れないよ!
というわけでソウルリンカー志望のノービス誕生です。 名前をどうしようか悩んでいたときにレイホウさんに「さやヒョンヒ、さやペギョン、キムさやや、この中から好きな名前を使ってよいぞ」と薦められたりしましたが、断固拒否。 槍騎士さんもそうだったのですが、リンカーさんには私が今考えているお話の登場人物から名前を取りました。今回も一応名前は秘密です(秘密という名前ではない)。 誤ってアルベルタに生まれてしまったため、転職ポイントであるフェイヨンまで徒歩で移動。 途中、今回のために特製した+9超強いさやさや使用済みのマインゴージュと、初心者修練場で手に入れた初心者用赤ポットを生かしてヘビや狼を狩りまくり。フェイヨンに着く頃にはジョブLv10を達成していました。
既にフェイヨンで待機していてくれたレイホウさんの助けを借りて即転職。 ソウルリンカーの前段階であるテコンドーになりました。
と、成ったのは良いのですけれど、正直まだテコンドーのことを良く解っていません。どんなスキルにすればいいのか、どんなステータスを振り分ければいいのか。 ちなみにステータスに関してはノービスの時点に既にいくつか振ってしまっています。ソウルリンカーは魔法職とのことでしたので、Intに全振りしました。
ここで初めて、リンカーの先輩であるレイホウさんと将来について相談。せっかくリンカーなのですから魂とかいっぱい取りたいなーという話をしました。 するとレイホウさんが慌ててスキルツリーの説明を開始。 レイホウさんが成っているようなInt型リンカーになってエスマという超絶強力なスキルを取る方向で進むと、魂系のスキルはあまり取れなくなってしまうらしいのです。魂系スキルをメインで取っていくリンカーというのは主に攻城戦をする人で、どうやらVITダンサーとかそういう 私は攻城戦がしたくてリンカーになるわけではありません。ちょっとテコン系列の職業を体験してみたいだけなのです。でも、リンカーなのだからソウルリンクをしてみたい。スキルは魂系を取って、戦闘ではひたすらアーススパイク(楽しい状態になるとアーススパイクスクロールが使い放題)をするという選択肢もあるのですけれど……。それでは土属性モンスターの居る場所へ行くことが出来ません。 そこで提示された案が殴りリンカーです。 ソウルリンカーになるとウィザードと同じく短剣を装備することが出来るようになります。特殊な性能があったりカードを刺してあったりする短剣に「温かい風」(自分自身に7つの属性を付与するスキル)を使って飛躍的に攻撃力をあげ、攻撃を受けると自動回復するスキル「カアヒ」で守りを固める戦闘スタイルです。 しかし、そうなるとちょっと気がかりなことが。 上のSSで分かる通り私は既にIntを20近くまで上げてしまっているのです。ちなみにStrは1です。作り直しかなぁと思ったのですけれど、レイホウさんの「殴りでもIntのある方が便利であるしな」という言葉に励まされてこのまま進めることに決めました。ほら、魂系スキルって消費SP多いですし。殴りに特化しすぎたステータスだとSPが追いつかないかもしれません。 そんなこんなでリンカー育成開始です。レイホウさんもリンカーになるとき狩っていたというエギラ森とやってきた私達。試しに近くに居たポポリンを蹴ってみたところ――
よわっ! なにこの虚弱体質。ブレスを貰い、アスペルシオまで掛けて貰っているというのに10ちょいて! これが武器を装備できないネックというヤツなのですね。ダッシュスキル(タイリギという名前)がそのまま修練スキルにもなっている(Lv1につき+10)らしいのですが、それを取るまでが大変なようです。 このスキルをLv10まで取ってしまえば、何もしなくても最低ダメージ100が保障されてしまうそうです。移動手段として使えば速度増加をはるかに超えるスピードで駆け抜けて、Lv7以上になればStr+10になる技まで使えてしまうというとんでもないスキルです。この強さは異常! レイホウさんの助けを得てどうにかこうにかダッシュスキルLv10にまでした頃になると……Str、Agi、Int、Dexが全て20というやけにバランス型なステータスになっていました。 その後、ロボロボしたモンスターは居るのにロボロボした人が居ないという皮肉的なアインブログフィールドで心安らかにメタリンを狩りまくり。属性付与の温かい風Lv1を取るところまでレイホウさんに手伝って頂きました。
こうして、私はテコンドーへの道を歩き出してしまったのです。 ――――――次回へ続く バーチャルネットプリーストさやさやは殴りリンカーを応援しています。 ところで思ったのですが
テコンガールってなんだか騎士そっくりですね。槍騎士から受け継いじゃったのかしらん。 |
平成18年8月2日 | 冒険者の競技場 | |||||||||||||||||||
なんか不正ゼニー作成の対応がされるみたいですね。インフレ対策で市場経済が大混乱に陥れられるのではないかと危惧しているさやさやです。ごきげんよう。 ゼニーの消費やバランス取りっていったい何するんでしょうね。まさか、レア頭装備とかスロット付き装備とかカードとかを超高額でNPC売りにしたり……なーんてことは無いか。 ガンホーさんはランダム要素が好きそうなので、青箱販売NPCとかならありそうなのはともかく。 【前回までのあらすじ】 久々のラグナロクではしゃぎ気味のさやさやは、勢いあまって開催中の公式イベント「アドベンチャーズ コロシアム」への参加してしまう。 ワクワクドキドキのイベント――のはずだったのだが、イベント開催を待っている間に不穏な情報を耳にしてしまう。 いったい全体このイベントはどうなってしまうのだろうか……? というわけで公式イベントのレポートです。 開催時間になると共に再び黄色いメッセージが浮かび、イベント会場へのポータルが開かれました。昔ならこのポータルに乗ることさえ難しかったのですが、今回は余裕で乗ることが出来ました。もしかして参加人数が少ないのかな? 実際に会場入りしてみるとやはり人数の少なさを感じました。まぁまだポータルを締め切っていないのでこれから増えるのかもしれませんね。 そんな参加状況もあってか最前列のど真ん中というベストポジションを確保することに成功。ポールポジションゲットとは幸先が良いですね!
私達参加者の目の前に立っているのが今回のイベントの主催者であり、進行役でもあるアルビシオ社長です。さすがに社長さんの口からは先ほどの放送のような謝罪の言葉が漏れることはなくイベントの説明が始まりました。 イベント会場に入ってまであんなこと言われたらどうしようかと思いましたよ。 説明は公式サイトを見ずに参加された方のためのもので、公式サイトを読んでいれば事足りる内容でした。説明が終わると次はイベントのアシスタント役でもある二人のエージェントが紹介です。
サングラスを掛けているところがエージェントらしいポイントでしょうか。エージェントと言えば、サングラスをするのはお約束です。 主催者側が出揃ったところで会場へのポータルも封鎖、イベント開始です。 参加人数はそうですね――70〜80人というところでしょうか。定員200人とのことですからちょっと、というかかなり少なめな感じです。昔は公式イベントが開催されると膨大な参加者が殺到してしまって、会場に入ることさえ困難だったものですが。 これが時代の流れというものなのかもしれません。 そんな感傷は置いておいて、早速最初のゲーム開始です。まず最初に行われるのは―― 想像とチームワークの激闘 『イマジネーションパニック』です! なんだか仰々しい名前ですけれど、簡単に言うと連想ゲームのチーム戦です。社長さんから出されたお題から連想されるモノをチャットウィンドウのタイトルに書いて、同じ連想をした人が多かったチームの勝ち、となります。 参加者の人選はランダムで行われているらしく、観客席に居た人達が次々と壇上に転送されていきます。 1チーム8人ですから、最初のゲームでは2チーム計16人が参加できるわけですね。私も呼ばれるのを今か、今かとドキドキしながら待っていたのですけれど……とうとう最初の戦いには呼ばれることがありませんでした。残念! そんなわけで始まった第一試合。お題はこれです。 第一問「ニブルヘイムと言えば?」 うーん、そうですね。私がニブルヘイムと言われて最初に思い出すのは……ギガンティア? ほら、ニブルヘイムのイベントの途中で会う、片手の無いデッド剣士さんのことです。
当時マリみてにはまり始めた頃だったため、「ニブルヘイムに白薔薇が居る!」という噂を聞いて駆けつけてしまいましたよ。彼を見る度に、元白薔薇・佐藤聖さまのお姿が思い出されます。 他にニブルヘイムと言われて思い出すのはMEプリさんでしょうか。最近ニブルヘイム西側のマップに行くことがあるのですが、アンデッド狩りをしているMEプリさんがいっぱいいるのですよ。 と、私の感想はともかく。
参加者の皆さんの中で最も多かった意見は両チームともロリルリでした。そういえばそんなモンスターが居たかもしれません。たしか、たれ猫の材料になる黒猫の人形を落とすんですよね。 なかなかバランスの取れた戦いです。各チームに同じづつくらいボケる人が居るので、ボケる人が居ても結果的にはチームの勝敗に影響していないみたいなのですよね。 そんなわけで、第一回戦は4対2でAチームの勝利となりました。Aチームの皆さんおめでとー! 続く第二試合。次々と参加者に選ばれた方々が壇上に呼ばれていくのですが……今回もとうとう、私が呼ばれることはありませんでした。 うーん、目立つ場所だと思うのですけれど。もっと存在感をアピールした方が良いのかしらん。 ともかくお題はこちらです。 第二問「アンデッドモンスターと言えば?」 ソルジャースケレートン! おっと、重力語が入ってしまいましたがフェイヨンDやピラミッドDに出没する青い骸骨姿のアンデッドモンスター・ソルジャースケルトンです。 β2開始当初、プリーストへの転職を目指して9万匹近い青骨を倒そうとしたこともあったくらい馴染み深いアンデッドモンスターです。実際には計算間違いをしていて、1万匹くらいだったのですけれど。彼(彼女?)には随分とお世話になったものです。 そんな私の意見はともかくとして。
今回は意見が割れました。Aチームで一番多かったのはダークロード、Bチームではレイスでした。あぁ、わかるわかる。みんなカタコンベで苦労したんでしょうね……。
代わりにロードオブデス(死の王)が闇属性だったりします。属性逆でしょっ! 重力さんの実装に疑問が残るのはともかく、結果は2対2の引き分けでした。アンデッドと一口に言っても、今は色々なモンスターが居ます。β時代ならばゾンビかムナックで二分されたかも知れませんが、今は定番と言えるモンスターが居ませんからね。こうなってしまうのも仕方のないことでしょう。 引き分けとなってしまったため、戦いは継続。勝敗は次戦にもつれ込みます。 第三問「下段頭装備と言えば?」 下段と言えば草の葉に花びら、マスクにタバコ、アイアンケインというのもありましたね。これもまた意見の分かれそうなそうな問題です。 うーん、私のオススメ下段装備と言うとこれでしょうか。
トーストパン! これを装備したまま「遅刻、遅刻〜!」と言いながら曲がり角で誰かとぶつかったりするといい感じです。 さやゴス7で私の脳内に当てられた、産業革命パッチ。そこで実装されたラブコメ系列スキル”正面衝突”の発生確率が飛躍的に向上しそうです。 そんな在庫過多なさやゴスの宣伝はともかく。
またしても混戦です。一番多かったのはAチームがマスクとタバコ、Bチームが草の葉と花びらとパイプタバコでした。あー、パイプタバコ。そんな装備もありましたね。高くて手が出ないのでその存在自体を忘れていましたよ。最近は何とか手が届くレベルに落ち着いているみたいですけれど。 やはり予想通りと言いましょうか、またしても2対2の引き分け。なかなか決着が付きません。このゲームはチーム戦よりも、16人の中で最も多かった回答をした人の勝ちにした方が良いような。 このまま第三回戦へ――もつれ込むと思われたのですが。時間の都合からかこの試合はノーゲームとなってしまうようです。 しかも――
賞品無しなの!? そ、それはいくらなんでも可哀相なのでは……。両チームにアイテムをプレゼントするとかは出来なかったのでしょうか。うーん、もしかして予定勝者の数ギリギリしかアイテムを持ってきていなかったのかな? あー、もしかして。今回の不正ゼニー密造事件でGMさんのユーザーへのアイテム譲渡の条件が難しくなっていて、両チームに賞品を贈呈すると予定数を超えてしまうために上長の許可が必要だったとか。 おいそれとは許可など得られなくって「じゃあ面倒臭いから賞品無しにしちゃえ!」という結論に達した、という推理はどうでしょうか。 壇上で互角の戦いを繰り広げつつも、健闘を称えられることが無かった両チームには心からの労いを。 おつかれさま! どうやら連想ゲームはここまでのようで、イベントは次なるゲームへと移ります。その名も―― 綱渡りの頭脳ゲーム 『ラグジャック』です! これまた凄そうな名前のゲームですけれど、ようはチーム戦のブラックジャックです。 カードを引くのではなく、数字を割り振られたモンスター名(ポリン1点、ポポリン3点、ドロップス5点)をチャット窓で発言し、チーム内の合計点数をアルビシオさんが言った数字により近づけたチームの勝利となります。 そしてそして、嬉しいことにこのゲームは参加人数が多いのです! 通常は2チーム16人が定員となりますが、時間が押しているためか一挙に4チーム32人もの人数が参加出来るのです。 数えてみたところこのイベントに参加している人数が70人前後ですから半分近くの人が呼ばれることになります。連想ゲームの出場人数も合わせればほぼ9割ですから、これならさすがに参加出来ないということは無いでしょう! 次々と壇上に転送されて行く参加者のみなさん。今回は人数が多いため2つのステージを使います。Aチーム、Bチームと出揃った後、隣のステージにも人が呼ばれて行ってCチーム、Dチームまで。全チーム出揃いました!
でも私は観客席のまま。 ……もしかして、私ってハブられてる? だ、だって最前列のど真ん中っていうすごい目立つポジションなんだよ!? 隣に座ってた人までは順番に呼ばれていたのにっ。 自分で言うのも何だけれど、私ってばイベント優等生なんですよ。公式・ユーザー問わず数々のイベントに参加して、求められれば盛り上げて、他の方がメインの時には合いの手を入れて、観客になれば静かに見守る。 今まで参加した公式イベントだって好意的なレポートを書いて来たのにっ。そんな私が何故参加出来ないんだー! しばし呆然としてしまいましたが、そんな私の心境とは裏腹にイベントはつつがなく進んで行きます。 ゲームが始まる前からノビさんによる敗北予告などもありましたけれど、実際の勝負にはあまり影響が出ないのです。何故なら――
各チームに一人程度でバランス良くネタ発言をされる方がいらっしゃるので、どこかのチームが一方的に不利になるということが無いのです。 今回のゲームは特に人数が多いからと言って有利になるわけではありませんしね。 無事に第三試合まで終わり、続く第四試合も次なるゲームへ移行します。その名は―― 数の闘技場 『ナンバー オブ コロシアム』です! またしてもド派手なネーミングですが、ゲーム内容はチーム内で被らないように1〜8までの数字をチャット窓で発言し、隣り合う人相手チームの方と数字の大小を競うという、至ってシンプルなものです。 そんなゲームなわけですけれど。 イベント開始から既に55分が過ぎてしまっています。イベント時間は1時間ですので、これがラストバトルとなるのは誰の目にも明らかです。これで呼ばれなければアウトです。 そんな私の祈るような気持ちも空しく次々と埋まってゆく出場枠。ついにAチーム8名が選出されてしまいました。しかし私は……まだ呼ばれません。 このまま一度も壇上に上がれないまま、イベント観覧者として終わってしまうのでしょうか……? しかし、そのとき――
救いの手が! はいはいっ、私まだ参加してません! これを逃してなるものかと盛大なアピールを実施。 その熱意が通じたのか――
ゲームに参加成功! 呼ばれるのを待っているだけではダメなのですね。チャンスは自らの手で掴み取らなければ。「幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだよ」と、昔誰かが歌っていた通りです。 ただ、呼ばれたのは出揃っているはずのAチームの9人目の位置でした。 本来は1チーム8人までですから再度移動してBチームの位置に。Aチームの人達、お互いベストを尽くして頑張ろうねっ。 やきもきしちゃいましたけれど、これでようやくイベントに参加したと堂々と言えます。 ……しかし、数字でバトルかぁ。このクイズでどうやってボケればいいのかな……?(ボケるな) そんなことを考えていたのですけれど、気づけばチームメイトがまだ居ません。私が呼ばれてからもう二、三分経過していると思うのですけれど。 ……まさか、私一人で戦えというわけでは無いですよね? 不安に思っていると、ようやく進行役の社長さんの発言が――
いやいや、全然呼ばれてませんからっ! 社長さん流のギャグなのでしょうか。会場からもツッコミを入れられまくりです。 アルビシオさんの発言がきっかけになったのか、ようやくチームメイトが呼ばれ始め、Bチームも出揃いました。
何かボケるべきかなーとも思ったのですけれど、イベント優等生の私としましてはチームメイトと協力して勝利を目指すというのが本懐です。 話し合いの結果、向こう端から順に1〜8と並べてみようということになりました。それじゃあ、せーのっ
3人しか順番に出してないしっ。 しまった、ここはやっぱりボケておいた方が無難だったのかっ。 そう思ってももう後の祭りです。一度出したチャットタイトルを取り消すことは出来ません。 それにしても惨敗を喫してしまいました。相手がボケている勝負以外で勝っているのが、一番大きな数字である「8」を出した私一人だけという圧倒的な結果に。 ま、まぁ勝敗は兵家の常と言いますし。壇上に上がれてゲームに参加出来ただけで私は十分ですっ。 そんなわけで。 予定の一時間を過ぎてしまったためイベントはこれにて終了です。 色々と思うところもあるイベントでしたけれど、最終的にはまとまった感じでしょうか。参加者の皆さんは誰もがとても紳士的でしたしね。色々と荒れたイベントを経験している私としましては、もっと大混乱するのではないかと思っていました。 昔、私がファナさんのイベント(春フェスだったかな?)に呼ばれて行ったときなんて、イベント会場で数百本の枝が折られて参加者が全滅。モンスターの駆除も難しい状態だったため、イベント再開の目処が立たずに中止となってしまったものです。 更にβ時代まで遡ると、延々と続く進行妨害の中でイベントを最後まで完遂したこともありました。 それに比べたら今回なんて誰も進行の邪魔なんてしませんでしたし、発言やチャットで時たま叫んだり皮肉を言ったりする程度なら軽いお調子者ということで済んでしまいます。 進行役のGMさん達は何を言われても完全スルーという、進行役の鑑みたいな基本スタイルでしたし。 最後は公式イベント恒例のGMさんとの記念写真で閉められました。
記念撮影の提案が、GMさんからではなく参加者さんから出たというのがちょっとどうかなと思った、そんな公式イベントでした。 バーチャルネットプリーストさやさやは公式イベントに参加するプレイヤーさんを応援しています。
なんてもったいない……。その向こう側に行かせてー! 【追伸その2】 ちなみに、SS中の発言やチャットでモザイクが掛かっている部分のほとんどは不正を行ったGMさんの実名だったりします。 実名報道はキケン! 【追伸その3】 後日談もあるみたいですね。 |