◇さやさや占い◇

平成１８年６月２６日

続・ごきげんよう

私が着ている厚ぼったくて黒い服はあくまでも制服なのです。ちょっとだけゴスロリ風に改造してありますけれども、制服という枠から飛び出すことは非常に厳しいのです。 　なので19歳の方が着ているような普段着と比べてしまうと、オサレ度に差が出ちゃうのは致し方ないことなのだと、声を大にして言いたいさやさやです。ごきげんよう。 　つ、次の写真はキャミとミニスカでヤバカワな感じのにして貰おうっと！　……ゴスキャミとか？ 　どんな服装でもとりあえずゴシックとかロリィタとかに持って行ってしまおうとするのはともかく。 　【前回までのあらすじ】 　引越しを敢行したさやさや。前の場所と同じく光回線でインターネットに繋ごうと思っていたのだが……しかし、引越し先の地域ではまだ光回線が開通していなかったのだ！ 　代わりにADSL回線（下り50M超プラン）でインターネット接続したところまでは良かったのだが、どうにも接続速度が遅いのだ。（下りで100kbps程度） 　あまりにも遅い通信速度に業を煮やしたさやさやはプロバイダであるOCNに相談する。回線調整をしてもらった、その結果は――？ 　全然ダメでした。 　回線を調整してくれたらしいのですが、通信速度は全く向上しなかったのです。ちなみに安定性もすこぶる悪くて、２〜３分に１回くらいの割合で接続が切れてしまいます。常時繋がっていないといけないメッセンジャーサービスなんて利用することすら出来ません。 　前回の日記の時点では気づかなかったのですが、モデム自体に上り下りの速度計測機能が付いていました。そこで測ったところ、やはり100kbps前後。どうやら今回の私の場合、PCの性能や設定は通信速度に関係無いようです。 　なんとか解決方法を見つけようと、辛うじて繋がっている回線で巡ったADSLの速度向上に関するサイトの情報や、Web拍手のメッセージで寄せられた情報を元に自分で出来そうなことを試してみました。 　ガスの自動検針装置が付いていないことを確認したり、モデムからパソコンまでのルートに電化製品が無いことを確認したり。モジュラージャック（壁に付いている電話線口）からモデムまでを60cmという極短い電話ケーブル（しかもADSL用に電磁波ガード付き）に変えてみたり。 　結果、平均すると1.5倍もの速度向上が見込めました！ 　……1.5倍と言うとすごそうに聞こえるのですが、ぶっちゃけ150kbpsくらいなので体感的にはあまり差がありませんでした。安定性の悪さは相変わらずですし。 FEC(エラー訂正数)の多さは不安定の証。上りは割と安定しているのになぁ…… 　他に改善要素は……。 　NTT収容局までの距離を短くすることは出来ませんし、電話線の経路上から障害を排除することも出来ませんし、家に備え付けられている他の機械を取り外すことも出来ません。 　光回線はまだ来ていませんし、また引っ越す可能性もあるのに初期費用が45000円（撤去費10000円）も掛かるCATVに入る気にはなれません。 　そろそろ工事後の接続確認期間が終わってしまうのでこれ以上調べている時間もありませんし……。 　これはもう、ダメでしょう。 　インターネット高速通信、諦めた！ 　いいです、いいです。お気に入りサイトを細々と周って、ちょちょっと日記アップさえ出来ればそれでもういいですよ。動画とかチャットとかネットゲームとかは無かったことにしますから。 　でも、高速通信が出来ないのに一番料金が高い最速プランのままにしているのは何だか悔しいです。なので、最遅の3Mプランに変更してみることにしました。まだ無料で変えられるらしいですし。 　中間の12Mプランというのもあるのですが、月額料金が50M超えプランと10円しか変わらないというよく分からない状態なので今回は除外です。 　3Mという最遅サービスに変えてしまうと、もしかしたら今度は全く繋がらなくなってしまうという可能性もあるのですが……まぁ、そのときはADSLとはご縁が無かったということで解約することにしましょう。 　そうなったらどうしようかなぁ……。再び50Mに戻したり、何度も何度もプランを変更するのはちょっと問題があるみたいですし。 　ま、明日は明日の風が吹くってね！　そのときになってから考えようー。 　そんなわけで、またまた10日間ほどネットワークに繋げなくなってしまいました。日本刀写真を載せる時間も無かったのが残念です。 　遅くとも7月13日までには載せたいなぁ……。 　まぁともかく、また会う日までごきげんよう！ 　バーチャルネットプリーストさやさやは木曜洋画劇場を応援しています。 Ｗｅｂ拍手公式サイト

平成１８年６月２日

その素敵なフェスティバルの日に……

ローゼンメイデンオンラインのネタサイトに対する問い合わせが来てしまって焦っているさやさやです。ごきげんよう。 　水銀燈型の方はともかく、偽公式サイトの方は直でアクセスとかしちゃうと混乱させてしまうかもしれないので公開停止にしておきました。 　勿体無いからってエイプリルフールネタをいつまでも取っておくのもどうかと思うのはともかく。 　そろそろ新作さやさや写真を公開したいところなのですが、写真現像が難航してしまっていてもうちょっと掛かりそうです。当初予定されていた白黒写真と比べると、現像中の写真はなにか明らかに服とか髪とかのボリュームが違い過ぎるのが原因な気がします。きっと灼眼のシャナの表紙とかに影響されたのでしょう……。 　そんなわけで、間を繋ぐ為に一回別のお話を入れてみようと思います。 　先日開催されたデザインフェスタというイベントのお話です。 　デザインフェスタというのは、去年参加したときにも言いましたように芸術系大学の文化祭のような雰囲気を持ったイベントです。何かのテーマの元に何かをするというジャンルのようなものは決まっておらず、各個人のブース内でなら何をしても大抵のことはOKという参加者のインスピレーションの赴くままに展示が行われています。 　絵の具を指に付けて巨大なキャンパスに絵をその場で描いてみたり、自分でデザインしたオリジナルの服飾品を販売してみたり、普段あまりみる事の出来ない民族色豊かな楽器を演奏してみたり。 　ちなみにブース外でゲリラ的に踊っていたり、スケボーをしたり、展示としての乗り物などに乗って移動している人なども居ますので、よほど危険なことをしなければブース外での行動も容認されるのかもしれません。 　規則や既成概念に囚われない発想の場という感じでしょうか。 　というわけでデザインフェスタです。前回は「犬も」の話に終始してしまいましたが、今回はちゃんと中身をレポートしたいと思います。 　前回参加したときと同じく今回も、お友達の画伯兼造形家・電線マニヤさんが出展されるので一緒に連れて行って貰いました。他に一緒に行ったのは、れなさんとレイホウさんと神内さんです。 　フェスタの開場自体は10時半か11時頃なのですけれど、展示の準備時間を考えると9時半頃には会場入りしていたいところです。前回はちょっと家を出るのが遅くなって出発が午前7時になってしまい、開場間際の１０時半頃に到着というギリギリの参加になってしまいました。 　その経験を教訓として、今回は計算から導き出された出発予定時間午前6時キッカリに出発。 　9時頃に付ければいいなーと思っていたのですが、実際に到着したのは午前7時半。前回の半分以下の時間で到着してしまいました。 　早すぎ！ 　出発時間1時間の差が到着時間3時間の差になってしまうなんて……。朝の首都高速は魔窟なのかもしれません。 　会場入りして間もなくの頃は電線マニヤさんのブース設営のお手伝いをしたりしていたのですが、飾り付けの段階になるともう手伝えることも無くなってしまいます。あまりにも時間に余裕が出来てしまったので、開場前のブース設営風景を眺めて周ったり。それはそれで楽しいのですけれど、やっぱり会場してから見て周りたいところです。 　そんなわけで建物から離れて近くの緑化された道や公園を探索したり、海や港を眺めたりと、なんだかすごくまったりな時間を過ごしてしまいました。 　たまにはのんびりするのも良いかもしれませんね。 　そうこうしている内に時刻は11時、デザインフェスタも開場の時間となりました。 　ようやく賑わい始めた会場を散策していると―― タコ？　攻殻機動隊のタチコマ風の雰囲気も 　謎のロボ発見！ 　四本脚で安定性がありそうですし、足先はタイヤかローラーのようなものが付いています。中央部には人が入れそうな空間もありますし、明らかに動きそうな雰囲気。 　いつ動くのかとドキワクな感じで見守っていると、ロボのスタッフっぽい人がやって来てロボの脚部に取り付けられているハッチを開いて何やら調整？　を始めたのです！ 謎のハッチ。動力源は原子力！？ 　きっと、中にある電気的な配線とかの接触を確かめてたりしているに違いありません。万が一にも動作中に回路がショートするような事態が起きてはいけませんからね。うわぁ、何だか良く解らないけどカッコ良いなぁとその様子を覗き込んで見ると―― 　なんか収納スペースでした。 　普通に中に置いてあった物とかを取り出したりしてました。もしかしたらお菓子とか置いてあったのかも。メンテナンス用ハッチじゃないのかよっ。 　あれだけ巨大なロボなのに、脚にあんな大きなスペースがあるというのはどういうことでしょう……？ 　あぁ、そうか。 　動かないのかー。 　何だかちょっとだけ意気消沈して散策へと戻りました。 　色々な展示物があるんだなーと気を取り直して歩いていると――ふと、赤い影が私の視界を横切りました。 疾走！　赤いロボ 　動いてるし！　しかも人が乗ってるし！ 　ちゃんと脚には回線とかメカとかが入ってたんだっ。そうか……わかりました、あのロボの脚部にあった収納スペースは単なる物入れではなかったのですよ。あそこには何かの物品と共に夢と希望がいっぱい詰め込まれていたのですよ……！ 　赤いロボ万歳！ 　ロボに乗ったままソフトクリーム屋台の列に並んで買ったりしているのを見てほんわりした気分になったりしてロボ分を補充し終えたところでふと物足りなさを感じました。 　そういえば今回はまだあの人達を見ていないのです。 　前回デザインフェスタに来た時に、そのあまりの存在感とインパクトに目が離せなくなってしまった、一度見たらそう簡単には記憶から消えないであろう人達。 　真っ白な化粧と白銀に輝く唇と睫毛、玉入れで投げ入れるような白い玉をふんだんに取り付けた真っ白な全身タイツ。頭に付けた渦巻状の物体はソフトクリームを表していると信じたい、お供に連れている巨大な稼動物体は猥褻物でないと信じたい。 　そんな彼らの名は「ハナケンゴ」と言う二人組みの宇宙人？　です。 　女の子の方がハナちゃんで、男の子の方がケンゴ君。二人合わせてハナケンゴというわけですね。 　れなさんなんて、その魅力に取り付かれるあまり「デザインフェスタに来る理由の50％はハナちゃんとケンゴ君に会う為」だと言ってはばかりません。ちなみに残り50％の内の30％はドネルケバブを食べることだそうです。や、他にも魅力的なものいっぱいあると思うのですけれどっ。その他合わせて20％て、低すぎ！ 　そんな、私達を魅了して離さないハナケンゴさん。前回はホールの目立つ位置に陣取っていたのでやたらと目に付いたのですが、どうやら今回はホールに居ないようです。デザインフェスタは二日間開催されますので「もしかしたら今回は来てないのかも……？」という不安が首をもたげたのですが、そのとき。 　「おい、カフェテリアを見てみろ。あそこで踊っているのはハナケンゴではないか？」 　レイホウさんの声に見てみれば、遠くからでも分かる真っ白な衣装と一種独特なリズムを刻むダンス。見まごう事なきハナケンゴさんです。どうやらゲリラ活動をしていたようですね。 　私達が駆けつけたときには既にその場所には居なくなってしまっていたのですが、その後もレイホウさんが次々とハナケンゴさんを発見します。 　「見てみろ、ステージでハナケンゴが踊っておるぞ」 　「おや、ハナケンゴが客席で大人しくステージを見守っておる」 　「先ほど散策しておったらハナケンゴのブースを発見したぞ」 　四回中四回とも全てレイホウさんが発見してしまいましたよ。レイホウさんが居なかったら、もしかしたらハナケンゴさんを発見することさえ出来なかったかも……？　きっとレイホウさんは極度のハナケンゴマニアで、ハナケンゴレーダーとかを標準装備しているに違いありません。 　そう思えるくらい脅威の発見率を誇っていたのですよ。 　ともかく、ステージでようやくハナケンゴさんを補足することが出来ました。生ケンゴ君と生ハナちゃんは本当に久しぶりです！ ハナちゃんとケンゴ君は今回も健在だった！ 　途中、思いもよらないハプニングイベントが発生！ ハナちゃんが赤いロボを操縦！？ 　舞台脇に控えていた赤いロボを唐突にハナちゃんが強奪して乗り回してみたり、 ハナケンゴ featuring 小心ズ 　近くで見ていた、これまた真っ白なお化粧をしたパフォーマンスグループ「小心ズ」との夢のセッションが実現してみたり。 　楽しいステージを見ることが出来て、大量のハナケンゴ分を補給しちゃいました。今回もとってもエキセントリックだった！ 　デザインフェスタに来る最大の目的を果たした私達。ドネルケバブも十分食べて、その後はゆったりと端から展示を眺めていきます。 　落語のブースを遠巻きにして見つめたり、機織り体験コーナーに近づくもさすがに織ってる時間が無いので断念したり、面白アイデアＴシャツを買ってみたり、創造力を刺激されてしまって私達も参加したいねーと案を練ってみたり。 　バンドのステージなんかもあったりするのですが、一緒に行動している二人の音楽の好みが大きく違うの大変です。れなさんは大きくて規則性の低い音を嫌っているっぽいので、女性ボーカルのシャウトを聞くとそこから離れようと踵を返すのですが、逆にレイホウさんは激しい音楽が大好きなので一緒に聞きに言ってみたり。パンツ一丁のボーカルの人がステージ狭しと暴れまわって歌ってシャウトしている姿はとても印象的でした。 　そんなこんなで一通りの展示を見て周り、歩き疲れてふと目に映った中庭広場。 　芝生に寝転がって気持ちよさそうに休んでいる人達が見えました。青々と茂った綺麗な芝生で、普段なら「芝生に入ってはいけません」と怒られてしまいそうですが、せっかくなので私達も芝生に寝転んでみちゃいました。 　目が眩むような暑い日差しを浴びながら、ひんやりと冷たい芝生に身を横たえる。とても心地よくて、何だか歩き回った疲れが取れていくようです。 　その場に投げ出していたペットボトルにふと目を移すと―― Copyright (c) JT inc.2004 　まるでCMカットみたいになっているくらいの心地よさに包まれていました。 　デザインフェスタに参加しただけで、人はこんなにも心解き放つことが出来るのですね。 　――デザインフェスタは私が今まで知らなかったたくさんのことを教えてくれました。発想力一つであっと驚くようなものを作れることとか、表現力でもってあんなにも輝けることとか、あの場所では誰もが主役に成れることとか。 　レナちゃん、表現することがこんなに素敵だってこと、私……知ってしまいました 　無限大のインスピレーションかぁ。発想力には終わりがないんだね。それってとっても創造的だね〜 　バーチャルネットプリーストさやさやはデザインフェスタを応援しています。 Ｗｅｂ拍手公式サイト 　【追伸】 　芝生で休んでいたら次第に空模様が怪しくなってきて、ついに雨が降り出しました。 　雨がポツリと来た瞬間、ガバリと立ち上がったレイホウさんが「雨だ、逃げろ！」の声と共に脱兎のごとく駆け出します。するとその場に居た他の人達も釣られて慌ててそれに続いたのでした。 　会場内に戻って間もなくすると閉会の放送が流れ、私達はブースへ戻って撤収を開始。荷物をしまおうと外に出てみたら―― 虹 　二重になっている大きな虹が視界いっぱいに広がっていました。 　二重の虹は角度によっては見えず、太陽が低い位置になる夕方には大きな虹が出るそうです。 　この日この場所でこの時にしか見ることが出来ない大きな虹。 　レナちゃん、もしかしたら太陽さんと雨さんもデザインフェスタに参加したかったのかもしれないね。 　大きな虹の架かったデザインフェスタの日。アートに彩られたビックサイトに咲いた色鮮やかな虹のスペクトルはそれはもう眩しくて。今日は私にとって、ちょっとした記念日になるかもです。 　さやさやさん、素敵な一日になってよかったね。表現力の祭典かぁ。女性ボーカルのシャウトにはちょっと引いちゃったけど、ちょっと憧れちゃうかも 　恥ずかしい日記禁止っっっ！！