昔 の さ や さ や 日 記

(さやさや日記の過去ログです)

◇さやさや占い◇

平成17年5月前半くらいの運勢
STR型のひと 朝起きたら、ゴスロリに目覚めていました。着ましょう。
AGI型のひと フリフリレースは無理?それだけがゴスロリじゃないよ!一般にゴスロリって言ったらフリフリレースだと思うけどさ。
VIT型のひと ほら、マリスミゼルとか、アリス九号(ごうが出ない)とかさ。ゴスロリというかゴス?
INT型のひと でも、ヴィジュアル系を基準に考えちゃうのはキビしいよね。でもなぁ、パンク系だとちょっと方向性が違う気もするし……。
DEX型のひと んんー、ま、いっか。それっぽければOKってことで、ヨロシク!
LUK型のひと ともかくみんな、ゴスロリ好きになれーってこと!
◇平成17年5月前半◇

第二次ゴスロリ攻略戦いつか、辿り着きたかった場所へ

平成17年5月9日  第二次ゴスロリ攻略戦

 というわけで前回に引き続きこのサイトのパーソナリティーを務めさせて頂くさやさやの兄の佐々樹です。おいすー!(モニターに近寄って耳に手を当てて)
 声が小さい、おいすー!

 え、何?そろそろさやさやが戻って来るはずだから出て来るなって?大丈夫だ、安心(?)してくれ。奴には私が15軒ものゲームショップを巡っても見つからず、「もしかして限定発売?」とか思い始めた頃にようやく手に入れることが出来た『GUNDAM THE BEST ギレンの野望+攻略指令書』を買い与えてあるから当分の間は戻って来れんはずだ。あのゲーム、戦闘を委任モードにしないとメチャクチャ時間が掛かるからね。

 というわけで前回までのあらすじでも。
 【前回までのあらすじ】
 何の準備もせずに男二人でゴスロリの聖地・マルイONEに乗り込んでしまった佐々樹とその相方・犬龍(サークルのFlash担当)。フロアに存在する人のほとんどがゴスロリやゴスパンクを着た女性という極限の状況に陥ってしまい、羞恥心が限界を超えた二人はゴスロリ服を見る余裕も無く1F〜8Fまでエスカレーターで駆け上がり、迷うことなくエレベーターで1Fまで直行してしまう。
 二人は拭い切れない敗北感を胸に、その場を後にしたのだった……。

 ぶっちゃけ、恥ずかしくてあの場に留まれませんでした。
 せっかく1時間近く電車に揺られて新宿まで行ったというのに、まともにゴスロリの服を見ることも無く逃げ帰って来るなんて。「敵の戦力が強大過ぎて、姿を見ただけで怖気づきました」なんて、もし偵察部隊だったら銃殺刑に処されても仕方が無いくらいの失態です。
 ここはもう一度乗り込み、名誉挽回しなければ立つ瀬がありません。
 前回の大敗北は何が原因だったのか。考えるまでもありません、男二人で行ったことが原因です。ただでさえ恥ずかしいのに、二人で居ることによってゴスロリさんや店員さんに対する羞恥だけでなく、相方への羞恥が発生してしまっていたんです。
 もしここで「俺、全然平気ー。うっはー、ゴスロリとか超可愛くない〜?(語尾上がり)」みたいにハジけてしまったら、「うわ、コイツやっべー。ぜってーやっべー。半径5m以内に寄るんじゃねぇ、近づいたら殴るからなっ」となってしまうこと請け合いです。つまり、お互いをけん制し合った結果、羞恥の相乗効果が発生していたんだよ!
 二人で居ることで勇気は二倍になりましたが、羞恥は四倍になり、逆効果になってしまっていたんですね。

 ふむ……男二人ではダメか。
 ならば、今度は男一人で行ってやろうじゃないの!
 ほら、潜入捜査に二人で乗り込んじゃったら隠密性が薄れて敵に見つかり易くなっちゃうじゃん?スネークだっていつも一人で行ってるしさ。だいじょぶ、行けるって!
 死して屍拾う者なしの精神でゴー!

 というわけで再びやってきました、新宿東口アルタ前。
 近くにあった男性用洋服店で、ゴスロリに対抗できそうな服はないかなーと見て回って時間を潰した後、ついにマルイヤング新宿に特攻です。
 前回は美術館を見た後の夕方という、人が多そうな時間に行ってしまったのも敗因の一つでしょう。なので今度は閉店間際の午後8時過ぎという微妙な時間に行ってみました。この時間ならあまり人も居ないはず。

 入口からエスカレーターに直行して1F〜4Fのレディスフロアをクリア、あっけないほど簡単にマルイONEへと辿り着いてしまいました。やはり、一回入ったことがあるという免疫効果が出ているのでしょうか。
 でも、問題はここからです。
 エスカレーター脇の案内図を見るフリをしながら店内の様子を見る(どこから見ても不審人物)と……あ、なんか男の人が居る!店員さんっぽいけど、自分以外にも男の人が居るっていうのは心強いことこの上ありません。
 これなら行けるかなーと一歩中に踏み出そうとした瞬間、目の前をゴスロリさんが二人も歩いて行きました。踏み出そうとしたまま硬直する足。ギギギと音がしそうな感じで180度振り向くと、足はエスカレーターに直行していました……。
 やっぱ無理だよー。

 お次は6F、ゴスパンクの勢力が強いゾーン。今の私もゴスでこそありませんが、若干パンクな感じになってます。ここなら行けるか?
 店内を見てみると……ん?CDショップがあるじゃないですか。
 どうやらヴィジュアル系バンドメインのCDショップのようですね。シドとかアリス九號とか私でも知ってるインディーズのヴィジュアル系バンドのポスターがバーンと貼られてます。
 弱パンク風味な格好をしている私がCDショップに居ても不自然ではありません。ていうか自然?
 アリス九號のCD買おうかなーとか悩みつつも店内を眺めてみます。落ち着いて観察すればこのフロアに居る人はわりと普通な格好をしています。ベルトやチェーンが付いてるくらいかな?男の人も少数だけど居るしね。次来るときはベルトとチェーンがいっぱい付いた服を着てくることにしよう。

 なんとか突破口を見出した私は意気揚々と7Fへ。
 多少ゴスロリの勢力が増して来ましたが、ここもまだまだゴスパンクゾーンです。入ってすぐに普通の格好をした店員さんが「いらっしゃいませ、どうぞ見ていってくださいね」と声を掛けてくれました。
 これは嬉しいですね。緊張感をかなり和らげることができました。男の私に声を掛けるということは、ここはもしかして男物もあるのかも?ついでとばかりに店員さんに聞いてみると、どうやら男女兼用だそうです。このフロアでは『BLACK PEACE NOW』や『no future』などがそうだとか。
 なるほど確かに男でも着てそうな服がちらほらと見受けられます。KOFの庵とかが穿いてそうなベルト付きのズボンとかがいっぱい。
 でも、私には無理
 女の子なら誰が着ても問題無いと私は思うんだけど、やっぱねー、男だとヴィジュアル系とまでは行かないまでも、スレンダーな人じゃないと似合わないと思うんだよね。柔道着の方が似合いそうな私にゴス系の服は無縁だね。

 余裕が出てきた私は、エスカレーターやエレベーター以外にも階段があることに気づいてそちらから上のフロアへ向かいます。何だかゴスっぽくていい感じの階段です。さーて、ラスト8F行ってみようー!

 8Fは完全にゴスロリの支配下に置かれています。
 『ケラショップAngel』をはじめ、『イノセントワールド』、『ヴィクトリアンメイデン』、『メタモルフォーゼ』、『Heart E』、『エミリーテンプルキュート』といった、ゴスロリゴスロリしたゴスロリ服のブランドが満載。私はこのフロアを見るためにここに来たと言っても過言ではない、それくらいの店揃えをしたフロアなんです。
 他のフロアを見て満足しててどーすんの、ここを見なくっちゃダメっしょ!レッツゴー!

 階段から顔を出した途端に白ゴスな女の人がっ。くっ、まだだ。まだ行ける!
 更に一歩進むとゴブラン調な女の人と黒ゴスな女の人が!な、なんて戦力なんだ。だがこんなところでつまづいているわけには……!
 更に進んだその先、エスカレーターから登ったら目の前であろうその場所には、前回と変わらない数のゴスロリさんの集団ががが

 ごめん、無ー理ー!!

 無理だよ!どう考えたってゴスロリさん達の居る所でゴスロリ服を見て回るなんて真似が出来るとは思えないよ!階段から2歩進んだだけでエレベーターへ直行って、エスカレーターから直行した前回よりも8Fフロアに踏み入ってないよ!
 あぁぁ。何と言うか、ここって男子禁制?むしろゴスロリさん専用フロアというか……。フロアに漂う雰囲気が、私の心を苛むのですよ。
 この場所に留まれば留まるほどに心の中の何かが削れていく、そんな錯覚に陥ってしまいます。その度合いは書店の少女マンガコーナーの比ではありません。
 あと5秒、いえ3秒留まっていたら大変なことになっていたかもしれません。

 ゴスロリさんが居るのが嫌なんじゃ無いんです。むしろたくさんのゴスロリさんが居た方が嬉しいはずなんです。私はゴスロリ服本体が好きなんじゃなくて、ゴスロリ服を着た女性が好きなんですから。
 でもね、あの場所に居ると何だか女性専用車両に迷い込んでしまったサラリーマンのような居たたまれない気持ちになってしまうんですよ。近づきたい、でも近づけない。
 多分あの場所には結界が張ってあるに違いない。範囲内に踏み込んだ男性キャラに777の精神的ダメージを永続的に与える、サンクチュアリタイプの。

 こうして第二次ゴスロリ遠征にも敗退。まさに、惨敗です。結局まともにゴスロリを見ることが出来ませんでした……。
 というかね、男だけでマルイONEに行こうとか考えることが間違いだってば。女の子の服を売ってる場所に男だけで行って何がしたいのかと問いたい。マルイONEに行ったって言いたかっただけとちゃうんかと小一時間くらい問い詰めたい。自分を。
 あの場所に単身乗り込める男が居るとしたら――ゆきにゃんくらいのものだろう。
 ま、私には無理だったってことさ。はははっ!

 バーチャルネットアコライトさやさやの兄・佐々樹はゴスロリさん達を応援しています。


Web拍手公式サイト
 【Web拍手レス】
 私宛と思われるものにはここでレスさせて頂こう!

> カモフラージュ娘ぐらい用意しても・・・
そんな人は私の周りには存在しないっ!

> 兄は帰れ(ナニ
ごめんよぅ。

> 「オカエリナサイ」ってネオンを用意して待っていたのに・・・。
イが逆向きだよ、逆!

> そなたこそ真の三国無双よ!
ハハハ、こやつめ。

> 「「私」に戻す」ているのに「俺達には……、俺には」は不自然じゃないかなぁ?
あそこは「俺」で行きたかったんだよ……。

・ 佐々樹さんガンバレェェエ〜!!……で、原典回帰の方は?(笑
え?それって何かな。おいしいモノかな?よくわからないや。

> ONE見学乙です。GWだからろりさん達が沢山いるんですよ!!平日は人&ろりさんはほとんどいませんよー。
平日は仕事があるから行けないよ!

> はじめまして、のとことかゴスロリ兄の乗っ取りきぼんぬwwwwwww
ほら、そこまでやっちゃうと色々ツラいじゃん?自分で似顔絵描いたりもしたけどさ、さすがに無理じゃん?

> ゴスロリ着たんだろうか(´・ω・`)
いや、着ないから! 女装趣味は無いのさ。

> だが将来、秋葉原が似合うような服装で堂々と店内を練り歩き、ほうここはこうなってるのかなるほど等と呟けるまでに至れば一人前っ(何のだ)
嫌じゃん、そんな人!そういうのが嫌だから、だからこんな苦労をしているんだよっ

> (´・ω・)っ[號]
號 ゲット! IMEパッドの手書きでも出たー

> 兄さん、ゴスロリなかっこしてけばよかったのに
いや、ゴスならともかく、ゴスロリはありえないから!

> ゴスロリは最高だと友人に話した時何とも表現できないない顔をされました・・・
君とは良い友達になれそうだ。ゴスロリ最高だよね ( ̄ー ̄)b

> えーいお兄ちゃんはいい、さやさやを出せ、さやさやを!
ふはは。まぁ次くらいには奴も帰ってくるのではないかな。

> 中の人?
中の人など居ない!

> さやさやより兄の日記のほうがおもしうわーなにをs
それはそれで微妙な気分だが、ありがとう!

> さやさや兄の日記は正直…(・・;) やっぱりゴスロリよりゴスリンだね♪
正直何なんだっ、はっきり言ってくれ!

> あそこの丸井はなんというか、4階と5階の間に国境がありますね(遠い目)
いや、男の私としては4Fまでもかなりつらいんだが……。

> なんと言うかその熱さに感動しました。頑張れ佐々樹さん!
漢なら、やってやれだ!

> リベンジしちゃったのかよ!
リベンジ撃退されたよ!

> 友達でもいいから女の子連れていくと比較的入りやすいですよ。
んなこたぁ、わかってるさ!
だけど、私の職場の同僚にも、大学時代の友達にも、いつも遊んでる友達にも、女の子が一人も居ないんだよ!居たらイベントの売り子とか頼みたいのにー。
男率100%って、ちょっとおかしくない?


平成17年5月5日  いつか、辿り着きたかった場所へ

 さやさやが三行半をつきつけて実家に帰ってからはや6日。皆様ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか、さやさやの兄の佐々樹です。ごきげんよっす!

 久々の日記更新を楽しみにしていた方、申し訳ないけど今日はさやさやの日記じゃありません。今日はこの私、佐々樹が日記を更新させていただく!
 ……って。みんな、覚えてる?
 俺だよ、俺、俺だって!左のCGとか塗ってるさやさやの兄だってばよ!
 なんか、れなさんにCG習って自分で塗ってるとかさやさやがほざいてたけど、俺だから!色塗ってるの俺だからっ!これ以上影薄くしないで欲しいよね、まったく。あ、CGなのはホントだからね。写真じゃなくて、CG。写真屋さん使ってるのは前から変わらないんだけどさ。
 普段文章書くときは「私」を使っているけど、さやさやと紛らわしいので「俺」と使おう、かと思ったんだけどやっぱり違和感があるので「私」に戻すのはともかく。
 ま、鬼の居ぬ間に何とやらってヤツですよ。ホントはタイトルとかも『バーチャルネットアコライトさやさやの兄 佐々樹 2×歳』とか変えようと思ったんだけど、そこまですると後が怖いからね。さやさやからの報復もそうだけど、リンク名変えられたまま放置とかされたら目も当てられないし。

 で、今日は何を書くかと言いますと。今年最初のさやさや日記で『6.ゴスロリ屋さんを見に行く』とかあったじゃん?あれはぶっちゃけ、さやさやには無理なんで、私が代わりに行ってきました
 今日はそのレポートを書きたいと思いまっす!

 実は3月の中旬くらいに一回、サークルの相方と行ってみたんです。男二人で
 ほら、レイホウって居るじゃない?大司狂の。あの人が「ミュシャ良いよミュシャ、絵の前で立ち尽くした。5時間くらい」とか言ってたときがあったんですよ。それを聞いて無性にミュシャ絵が見たくなった私は、相方を誘ってミュシャ展に行ったのでした。
 まぁミュシャがどうとかはいいんです。今はゴスロリ屋さんの話ですからね。
 ミュシャを存分に堪能した私達。美術館を見終わってもまだ時間があったため、どこか行こうという話になりました。すると相方は「秋葉原でも行く?」なんて言うんですよ。
 美術館とか行って高尚な気分に浸っているのに、秋葉原て。そんな所行ったら気分台無しでしょ!ぶっちゃけ、ありえない!
 頭に来たので、ワンジュクへ行くことに決めました

 唐突な提案に難色を示すかと思ったんですが、彼も伊達に『さやゴス』とか作ってるサークル『さやさや16歳』のサークル員をしているわけではありません。二つ返事でOKが返ってきました。どうやら彼も前々からゴスロリ服のデザインを見てみたかったらしいです。
 それならば、とワンジュクことマルイONEがある新宿へと向かいます。
 一人では心細くて入れないゴスロリ屋さんも、二人でならば勇気も二倍になって入れるだろうというという目論見です。
 しかし、その目論見が甘すぎたことを後で後悔することになるなんて、そのときの私達は思いもしませんでした。

 新宿にやってきた私達は、間違えてマルイシティの方に行ってしまったりとゴタゴタしましたが、なんとかワンジュクがあるマルイヤング新宿に到着。
 いざ入ろうとしたところで、最初の関門に引っかかってしまいました。
 まずはこれを見て欲しい。

 マルイヤング新宿 フロアガイド

 見て貰えればわかると思うけど、ゴスロリ服があるマルイONEは5Fから。そこに辿り着くためには、最初の難関である1F〜4Fに存在しているレディスフロアを突破する必要があるのだ。
 入口からそっと中を覗うと、当然ながら店内は女性だらけ。わずかに居る男性も女性が服を見るのに付き合って居るだとでしょう。
 私達のように自分が服を見たいなんて感じの人物は一人も居やしねえ。

 あ、言っておきますが。
 私達はゴスロリを『見たい』だけであって、着たいわけではないですよ?
 ほら、「巫女萌えー」とか「メイド萌えー」とか言ってる人達も自分で巫女やメイドに成りたいわけじゃないでしょ?それと一緒です。私達は、「ゴスロリ萌えー」と言ってるだけなのです。
 メイド喫茶や巫女喫茶はあるのに、何故ゴスロリ喫茶は無いんでしょうね。やっぱり服装だけでなく、属性的に何か付随するものが無いといけないのだろうか……。

 閑話休題。
 デパートの女性服売り場を素通りする気持ちで、何とかエスカレーターで4Fまでのレディスフロアはパスすることが出来ました。
 ようやく辿り着いた目的のマルイONE。だが真の脅威はここからだったのだ。

 まず5F。
 いきなりゴスロリの人がいっぱい
 わかってはいましたが、実際行ってみると心の準備も何もあったもんじゃありません。何か、男は入っちゃいけない結界でもあるかのように一歩も中に入れません。
 無理、パス!エスカレータで上の階へ。

 続けて6F。
 フロア中、ゴスパンクな人がいっぱい
 先ほどよりは結界が薄れている気がしますが、どうにも中に入るだけの気力が沸いてきません。
 無理、パス!エスカレータで上へ。

 お次は7F。
 やっぱりゴスパンクな人がいっぱい
 雰囲気的に、入ってもなんとかなるかなーとは思いエスカレータから一歩踏み出すのですが、その先が続きません。どうしても中に踏み込むことができないのですよ。隣に居る相方も二の足を踏んでいます。
 無理、パス!エスカレータで上へ。

 おいおい、もう次でラストかよ。最後くらいは一矢報いようぜ?もうエスカレータは無いんだからパスすることもできないしさ。
 うし、行くかー!と意気込んだラストフロア8F。
 目の前に、見るからにゴスロリゴスロリしたゴスロリさんの集団が

 ――私は、ゴスロリさんが大好きです。
 コミケ会場とかで見かけると嬉しくなりますし、普通の場所にゴスロリさんが居ても全然違和感とか感じません。町でたまに見かけるととてもはしゃいだ気分になります。
 しかし今、ゴスロリ空間の中に普通の格好の私達が居るという、逆の状況。
 別に私達は秋葉原が似合いそうな格好をしていたわけじゃありません。美術館に行くということもあり、「新宿とか原宿とかに溶け込めるかな?うん、きっとダイジョブ。挙動さえ普通なら」という感じの気合を入れた見た目でした。内心タイヘンなことになっていようとも、何事も無いかのように振舞うのは得意技です。
 でもね。

 ごめん、うちら場違い過ぎたよっっっ!!

 フロア間違えちゃったーとでも言いたげな感じで素通りし、目の端に捕らえた緑色のゴスロリ服可愛いなとか思いながらも立ち止まることなく一目散にエレベータへ直行。
 かつて味わったことが無い程の敗北感を胸に、肩を落として家路に着く以外、俺達には……、俺には出来なかったんだっ!
 帰りの電車の中、ミュシャ展で買ったガイドブックで心を癒しながら、いつか必ずリベンジすると心に誓ったのでした。

 そして昨日、リベンジしてきました
 そのレポートは次回!(まだ続くのかよ)

 バーチャルネットアコライトさやさやの兄の佐々樹はゴスロリな人達を応援しています。


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