◇さやさや占い◇
平成16年1月後半くらいの運勢 | |
STR型のひと | 筋力を鍛えるためにブルワーカーを買いましょう。一日15分ってかなり長いですよ?。 |
AGI型のひと | 脚力を鍛えるためにルームランナーがオススメ。三日後には部屋の隅で埃を被り始めること請け合い。 |
VIT型のひと | ボディブレードで全身を鍛えましょう。あなたが買ったのは偽モノですが。 |
INT型のひと | アブスライダーで腹筋を割りましょう。ほんの1ヶ月でひ弱だったあなたが生まれ変われます! |
DEX型のひと | 新型健康マシーンを作って儲けましょう!CMにアメリカ人を起用するのがポイント。 |
LUK型のひと | 「身長がグーンと!」とか「劇的ダイエット」などの広告に騙されます。ご注意ください。 |
セージ転職クエスト 後編『オープンパンツァー』 / セージ転職クエスト 前編『アカデミー入学』 / 最高級のメイス |
平成16年1月26日 | セージ転職クエスト 後編『オープンパンツァー』 | |||||||||
ラグフェス5にサークル参加することになったさやさやです。ごきげんよう。 新作なんて存在するはずも無く、冬コミで販売した『さやゴス5』を再販するのはともかく。 【前回までのあらすじ】 Irisサーバで攻城戦に参加するために作られたマジシャン『さやさや。』。ジョブレベルが40に到達したさやさやはセージに転職するため、アカデミーへの入学を決意する。 悲運の入学金試練、難関の筆記試験、決死の実技試験を経て正式に魔法アカデミー生徒となったさやさやはついに、専門分野を持って研究を開始する事になった。さやさやが研究することになった分野、それは最も激しいと噂される『モンスター研究』だったのである。 というわけで。モンスター研究の第一人者である、モンスター博物館在住のルシウス教授の指導の元、モンスターについて研究することになりました。教授の話によると、モンスター研究というのは研究室に篭ってあれこれ調べるようなものではなく、外に出たりダンジョンに潜ったりしてモンスターを観察(戦闘?)するというアクティブな研究らしいのです。 実際に私がするのは教授に命じられた収集品(モンスターの体の一部)を落とすモンスターを探しに行き、観察・戦闘・撃破してをして収集品を持って帰るというものです。 私が最初に命じられたのは―――
これはどう考えても「伊豆ダンジョンに行って来い」でファイナルアンサー?ファイナルアンサー!う―――――――ん、…………………正解っ。としか思えません。 かにニッパは伊豆ダンジョン1F・2Fで手に入れられますが、鋭い鱗や血管なんかは伊豆ダンジョン4Fまで潜らないと手に入りません。自慢じゃありませんが、伊豆は苦手です。防御手段が火壁しかない私にとって横沸きは死に直結しますし、そもそも水属性モンスターに火系魔法はは効きにくいのです。唯一有効である風系魔法も、私はライトニングボルトLv2しか持っていないのです。 そんな伊豆ダンジョンに潜ることなんて全く考えていない自分の能力にちょっと絶望しかけた私。しかしそんな私に、「んじゃあ行こうか」とごく自然な感じで声を掛けてくれる仲間達。あぁ、私にはまだ帰れる場所があるんだ。こんなに嬉しい事はない…わかってくれるよね、くるみにはいつでも逢いに行けるから…。 と、感傷に浸るのは後にして。さっそくみんなと共に伊豆ダンジョンへと向かいます。かにニッパを集めつつも1F・2F・3Fはほぼスルー、本命である4Fへと向かいます。 たいした戦闘もなく平穏無事に4Fへと到達した私たちを待っていたもの、それは3Fまでと打って変わった激しい戦場でした。伊豆4Fはモンスターの沸きが非常に良いことに加え、狩りに来ている人も多いのでモンスターの回転効率も凄まじいのです。 私は唯一有効な武器であるライトニングボルトLv2を駆使しつつ、なんとか生き残ることに成功。みんなの獅子奮迅の大活躍によって戦闘は落ち着きを見せ始めました。これでようやく一息つけま―――
何があったー!? モンスターの沸きも収まって一息つけると思っていた矢先、誰かが私の目の前に沸いたマリンスフィアを叩いたのです。自爆秒読み中に倒す事が出来ず、大爆発を起こしてしまったのです!直撃を受けた私はもちろん、両隣に居た仲間のプリさん二人も即死、後には血管だけが残されていました…。 叩いたんだったら一気に倒そうよっ。 こうして、プリさん達の尊い犠牲(デスペナ経験値1%)を乗り越えて、なんとか教授に命じられたアイテムの収集に成功。研究成果を持って教授の待つモンスター博物館へ戻ります。 教授は持っていったアイテムについて、魚がどうの、水属性がどうのと もちろん外回りはこれで終わりではありません。次に私が教授に命じられたのは―――
カマキリというとアルデバランの南ですが、蟲の皮と言えば下水、華麗な蟲の皮と言えばグラストヘイムですよね? ほら、ブリライトがドロップしたでしょう?これはもうグラストヘイムに行くしかないよ、さぁ行こう、今行こう、レッツGO!という私の主張は 「いや、華麗な蟲の皮はスタイナーだから」 という弁論の前にやんわりと否定されてしまったのでした。そ、そうかブリライトは華麗な皮だったか…。 蟲の皮はこの間、下水で盗蟲卵狩りをしていたときに大量に手に入れていたので無問題、行き先はアルデバランに大決定です! 実は私、虫の相手は結構苦手じゃないんです(実物の虫は大嫌いですけど)。アクティブなヤツは火壁の餌食ですし、ノンアクティブなヤツでも詠唱反応することが多いのでこちらも火壁で楽勝です! とはいえ、カマキリは攻撃力が高いので二、三撃でのノックダウンは必至。もし二匹くらいに横沸きされたらいっかんの終わりでしょう。 案の定、横沸きされて死にかけまくる私。そしてそれをフォローしてくれる仲間たち。「人という字は人と人とが支えあって(中略)カトー!お前は、腐ったミカンじゃないっ」という言葉が頭をよぎりました。仲間っていいよね! こうしてカマキリの手と蟲の皮はゲット出来ました。しかし、華麗な蟲の皮を手に入れるためにはミョルニル山脈を南下してプロンテラ付近まで行かなければならないでしょう。結構遠いなぁと思っていると 「いや、プロ北だから」 という答えが。 そう、私は今まで南側であるプロンテラ北からの入口しか知らなかったのですが、実は北側であるアルデバラン南にもプロ北ダンジョンへの入口があったのです!へぇ、へぇ、へ(以下略)、73へぇ獲得おめでとうございまーす!プロ北へ狩りに行くということがありえない私にとって、これはかなりのトリビアですよ。 タモさんがウンチクを垂れつつ0へぇだったのはともかく、プロ北ダンジョンへ突入!入口でのシャア三匹による洗礼には驚きましたが、その後はたいした敵も出ずに無事スタイナーが出現するマップへの移動に成功。さっそくスタイナーから華麗な蟲の皮を集めます。 ただ、ここのモンスターは時間沸きらしく、一度狩ってしまうとしばらく待たねばなりません。そんな待ち時間に痺れを切らした仲間の一人が 「私ちょっと他のところで探してくるよ」 と言ってマップを移動。あ、ちょ、ちょっと待っ…てと言う間もなく彼女は行ってしまいました。案の定、数秒後に 「あれ!?戻れないよっ!?」 というPTチャットが。そう、彼女はこのプロ北ダンジョンのワープポイントが普通に行って戻れるワープポイントだと思っていたのです! しかし、プロ北ダンジョンのマップは一筋縄ではいきません。ランダムワープでこそありませんが、とても複雑な繋がり方をしています。A地点からB地点にワープし、B地点からA地点に戻ろうとワープしたらC地点に着くというくらい複雑なのです。どう繋がっているかわかっていなければ、一度はぐれてしまった仲間と再会することは不可能に近いでしょう。 残念ですが、彼女は…もう……うぅ…。 なんて、見捨てるわけにはいきません。ここはあれです、プロ北ダンジョンのマップを載せてはや数年、老舗のラグナの何か。さまで調べて、ナビゲートしてあげる事にしましょう! えーと、彼女の居る位置があそこで、私たちの居る位置がここだから、まずは… 「あ、そこ右行って下行けばここ来れるよ」
案内速いよ、マスター! 私はまだ調べ始めたところだったのに、マスターは既に回答を導き出していたのです。さすが我らがギルドマスター、あなどれません…。 ともかく、アイテムも集まって仲間も揃ったところでモンスター博物館へ帰還、教授にアイテムを手渡します。さぁ、次はどんな場所へ行って来いと?南の島の海岸でオットセイの皮を剥いで来い?それとも、グラストヘイム近郊でドラゴンを倒して来い?どんな場所だって、この仲間たちと一緒にクリアして見せるさー! と、意気込んだ私に「もう研究は十分だから。じゃ、論文書いて」とのたまう教授。今までの転職クエストから考えてあともうニ、三回は出かけさせられると思っていた私達は拍子抜けしてしまいましたが、まぁもういいというならそれでいいでしょう。 論文を書くのに必要な筆記用具はマスターから既に受け取っていますし、さっそく論文を書く事にしましょう。
短すぎ!簡単すぎ! レポート用紙1枚にも満たないのでは…?というか。一行につき一問の選択式で、しかも選択肢の無い一択クイズ。エンターキー連打でOKという簡単便利な論文作成方式。論文の執筆時間は1分にも満たなかったのではないでしょうか。 そして完成した論文がこちら。
体裁立派過ぎっ!って、平凡な本なの!?というか、武器として使わないで!! 多分、最初の一ページくらいにしか文字が書いてなくて、残りのページはノートとして使ってくださいと言わんばかりに増量された分厚い本になってしまいました。 ま、まぁ教授がこれでいいと言うならいいのでしょう。どんなに短い論文であろうと、これを学園長先生に提出すればアカデミーは卒業です! みんなでアカデミー中を探し回っても見つからなかった学園長のダンブルドア先生が実はセージキャッスルに居たという罠を乗り越え、なんとか論文を提出。これにてセージ転職クエストは終了です。 ついに、ついに念願のセージに転職だー!
マジシャンよりも服を着込んで暖かそうな感じのセージ。これでもう露出過剰とは言わせませんっ! 転職も出来たことですし、マスターにギルドでの役職を決めて頂きましょう。マスター、どんな名前付けてくれるのです?
オープンパンツァー(真後)って何!? い、いったいこの名前にはどんな意味が…。パンツァーというのが何か兵器っぽい感じで、砲撃戦でも開始しそうな雰囲気です。でも、真後って…?後姿を見せながら逃げ撃ちする砲撃戦用セージということなんでしょうか。 マスター、この名前の意味はいったい何なのっ? 「セージの後姿のスカートの開いた(オープン)部分に見える黒さは影ではなく、黒いパンツにしか見えない。だから、『後ろ布を開いてパンツを見せる者』、オープンパンツァー(後姿)」 そんなばかなー!? いや、というか、この名前だと『布を開いてパンツを見せる』というよりも『パンツが開いている』な感じがするんですが。 や、やっぱりこのマスター、あなどれないよ…! バーチャルネットプリーストさやさやは紐から繋がったワッカよりもそっちに気が行く人達を応援しています。 前回の日記の次回予告の最後で書いた「回り続けるかみ合わない歯車」というのは、セージキャッスルの地下に隠されたユミルの心臓のことです。
全然かみ合ってないよ! |
平成16年1月21日 | セージ転職クエスト 前編『アカデミー入学』 | |||||||||||||||||
マリみてアニメはなんだか急ぎ過ぎているような気がしてならないさやさやです。ごきげんよう。 3話で1巻完結ってちょっと無理がないですか…? もうちょっと会話の中の間とか、ゆったりした描写とかをして欲しいとは思うけれど、由乃さんの目配せとかアニメならではの演出もすごく良い感じだし、ファンだったら部屋中転がり回れるくらい十分に楽しめるのはともかく。 私がメインサーバとして活動しているのはLokiサーバでありますが、Chaosサーバには前回・前々回とお話したブラックスミス『さやさや使用済み』が居ます。同じように、Irisサーバにはマジシャン『さやさや。』がいるのです。 Irisで攻城戦になんとなく参加するために作られたこのマジシャン。時計塔ダンジョン2F辺りで毎日20回以上殺されながらもジワジワと成長し、ついに転職可能なジョブレベル40を達成!「マジシャンなんだからジョブ50転職が基本っしょ?」と言われてしまうかもしれませんが、さすがにそこまで育てる気力はありませんでした。 このIrisサーバではメインキャラとなることですし、無難にウィザードを目指していました。が、紆余曲折の末セージに転職することに大決定!私の火壁の師匠である晴子さん(過去の日記参照)には「セージはPvP・GvG以外ではマジとあんまり変わらんで?」と説得されたのですが、私のセージ転職への決意は変えられませんでした。 決めた以上、速攻で転職してしまいましょう。さっそくセージの転職場所である賢者の都市『ジュノー』へ!…行く前に。なんでもセージに転職するには『魔法アカデミー』へ入学する必要があり、その入学金として70kものお金が掛かるらしいのです。メインサーバでないこのIrisの地でそんな大金を使ってしまっては明日の牛乳代にも事欠くことに成りかねません。 ただ幸いなことに、お金の代わりに『慧眼』と『古い魔法書』があれば入学金は免除されるとのこと。古い魔法書は私のIrisサーバでの所属ギルドのギルドマスターから頂けたので、慧眼を露店で購入すればOK。調べによると慧眼は15k程度で手に入るとのことですが、プロンテラ中を歩き回っても30kの露店しか見つかりませんでした…。 私の転職クエストに付き合ってくれるみんなも待っていることですし、背に腹は変えられません。清水の舞台から飛び降りる気持ちで、30k(牛乳1500本分)で購入することにしましょう!それでも入学金に比べれば40k(牛乳2000本分)は浮いてるんです!気合を入れてジュノーヘ行ってみましょう! というわけでやってきました魔法アカデミー。難関と言われる新二次職転職クエストの中でも最難関と言われているセージ転職。努力と根性で乗り越えてみせましょう。さぁ、さっさと入学して各種試練に移るとしましょうかね!
…入学失敗? 何を言ってるのでしょうか、この人は。私はしっかりとさっき買った慧眼と、古い魔法書を持って―――
魔法書じゃないじゃん!! マスター、これ違うよ!魔法書じゃなくて巻物だよっ! なんと、私のギルドマスターは私並…いえ、私に勝るとも劣らない天然ボケの持ち主だったのです。まぁ、魔法書と巻物って考えてみれば似たようなものですし、マスターでなくても間違えてしまうのは致しかたないことかもしれません。私も全然気づきませんでしたし。 しかし、慧眼を30kで買ってしまっていますので、もう70kなんて出せるはずもありません。 転職失敗! バーチャルネットプリーストさやさやは、転職どころか魔法アカデミーに入学出来ませんでした。『完』 …なんて、簡単に諦めるわけにはいきませんよ!どうにかこうにか他のギルドメンバーをなだめすかして頼み込んで魔法書を譲ってもらい、なんとか入学成功。学力とか関係無くてお金やアイテムがあれば入学出来るなんて楽な制度だなぁ、と安心していたら。やっぱりありました筆記試験。ラグナロクでも受験はやっぱり楽ではありませんね…。 まぁ、いいでしょう。私はこう見えてもラグナロククイズとか得意なんですよ?クイズイベントとかにも色々参加してますからね。ササッとクリアしてパパーッと転職してしまいましょう!レッツ・試験開始!
誰だそれっ! 私が騎士に転職したときはクエストなんて無かったし、NPCなんて存在すらしてなかったよっ。
だから、誰だっ!! NPCの名前なんて覚えてないし、むしろ話し掛けてないよっ。というかR125って人間なの!?
知るかっ!!! 昔、βテストの頃の公式サイトに違うこと書いてなかった…?欠片だとか結晶だとか。四択に無いよ、そんなの!
わかるかっ!!!! 確かにマジシャン転職したときに一度やったかもしれないけど、詳しい製造法なんて覚えてるわけないじゃん! これ以後も珍問・奇問・難問が目白押し。その結果は―――。
やってられるかぁぁぁっ!!!!! 当然のごとく不合格。というか、この問題難しすぎるってば!こんな問題を何も調べずに答えられる人はよっぽど注意力と記憶力がある人か、よっぽどのヒマ人です(かなりひがみ入ってます)。しかも、制限時間があるので調べながら答える事も出来ませんし。くそぅ、こうとわかっていれば受験勉強でもして来るんだった…。 筆記試験に不合格したとはいえ、これでセージへの道が閉ざされたわけではありません。嬉しいのか悲しいのかわかりませんが、追試をしてくれるそうです。そうです、きっとさっきの筆記試験は運悪く難しすぎる問題ばっかり当たってしまったんですよ。もう一回やれば『さやたいらさんに三千―――いや、やっぱり千点』と言われて、「倍率ドン、さらに倍」で20倍になったりする私がクリア出来ないはずがありません!
さっきと同じ問題かよ! それはもう、三村ツッコミをしてしまうくらい完璧に全問同じ問題でした…。さっき出来なかったのに、何も調べていない今回出来るはずもなく、結果は不合格。途中回答をさっきとは変えたりしたのに、点数まで完璧にさっきと同じでした…。 しかし、これで対策が取れますね。どうやら同じ問題が出題されるようですから、さっき間違えた問題の答えを調べてくれば100点満点間違いなしです。情報系サイトを巡り巡って答えを探し、今度こそ合格して見せます!
さっきと違う問題かよ! それはそれはもぅ、三村ツッコミするしかないくらい完璧に全問違う問題でした…。どうやら何パターンかの問題の組み合わせがランダムで選択されているみたいですね。本当にただの一問でさえもさっきの問題とはかすりさえもしません。これはもうどう考えたって―――
大合格!! フフフフフ…ハハハハハハハ!絶対落ちてると思ったでしょう!?私も思ったさ!(自信タップリに言わないで下さい)しかし、情報サイトを巡って得た知識は無駄ではなく、合格点ギリギリではありますが筆記試験に合格できたのです! 筆記試験に続いて実技試験もあるそうですが、勢いに乗った今の私を止められる試験などありはしないのですよ!実技試験なんてチャッチャと撃破ー!
魔法出せないよっ!! チョンチョンにファブルなんていう最弱のモンスターとはいえ、INT極振りでAGIもVITも初期値で装備も店売りなマジシャンである私には成すすべもありません。牛乳連打で抜け出そうにも、まったく避けることが出来ないのでモンスター達を引き離すことは不可能。みるみる減っていく牛乳を黙って見ているしかありませんでした…。 あんなの絶対クリア不可能だよ!と泣きながらみんなの所に戻ると、殴ればいいのにという意見や「何で火壁使わなかったの?」というあっと驚く意見が。いやぁ、ははは。今まで火壁だけに頼って生きてきたくせに、実技試験では完全にその存在を忘れてましたっ。 自分の存在意義とも言えるスキルを忘れていたのはともかく。付き合ってくれているみんなからフル支援を受け、晴子さんにフェンクリップ(詠唱中断されない)まで借り、「照準を中央に合わせて火壁、照準を中央に合わせて火壁、照準を中央に合わせて火壁…」と唱えながら再試験GOー!
怖いくらいに大成功! 群がろうとした虫が設置した火壁にぶつかって次々と丸焼きになっていきます。飛んで火に入る冬の虫っていうのは、まさにこのことですねっ!(いや、それを言うなら夏です) 得意の火壁を思い出した以上、この実技試験も頂きです。どんな敵でも向かって来いですよ!さぁ、私に群がれモンスター共よっ!
離れてったー!? 向かってくるものだとばかり思っていた私は火壁を置きまくって待機していたのですが、一匹として火壁にぶつかるウサギは居ません…。制限時間があることを思い出した私は急いで殲滅に走り回ります。ファイアボルトLv1でコツコツと倒していきますが、たまに色気を出して火壁を出してみたり。まったくウサギが掛からないので悲しくなったりしながらもなんとか殲滅成功! さぁ次のモンスターは…って、た、たいへんだー!
SPがなくなりそう!? なんで、なんで!?と、ふとショートカットバーを見てみると牛乳が200本近くも。そう、重量オーバーだったのです。フル支援を受けたときに、今度はどれだけダメージを受けても大丈夫なようにも持ってなさい、とマスターから大量の牛乳を受け取っていたのです。普通ならそれでもSPは大丈夫だったはずなのですが、ウサギ狩りで無駄に火壁を使いまくっていた私のSPは枯渇寸前だったのです…。 もう目の前にウィスパーが迫っています。フェンクリップがあるので詠唱を中断されることこそありませんが、残りSP的に言ってボルトで3匹居るウィスパ全てを倒すのは不可能でしょう。この極限状況で使える魔法はやっぱり―――
って、なんか全部消えたっ!? 一匹倒しただけなのに、合計三匹も居たウィスパが全滅してしまいました。 …これは、あれでしょう。3匹居たのウィスパの内、本物は1匹だけだったのです!残りの2匹は分身とかそんな感じだったのでしょう…。それを、SPギリギリ・制限時間ギリギリで撃てる魔法は後一発だけという極限状態に置かれ、死すら覚悟したことによりニュータイプに覚醒した私が瞬時に本体を見抜き、撃滅した。という次第に違いありません!これで、ファンネルが敏感過ぎたんだ…とか言えますね! …という妄想はいいとして。他の二体が偽者だったのかどうかは、もう実技試験を受けられないので不明ですが合格は合格です。 こうして無事(とは言いがたいですが)、筆記・実技試験に合格した私。ついに入学が認められ、正式に魔法アカデミーの一員になる事が出来ました。 さて、筆記・実技試験の結果を元に導き出された私の専攻分野とは―――
モンスター研究。それが私に与えられた課題でした。 そういえば専攻が決まる前にマスターが「モンスター研究以外はアイテムの用意はバッチリだから、モンスター以外だといいね」って言ってたんですけど。先行き不安なこんな私ですが、どうぞよろしくお願いしますっ。 【次回予告】 モンスター以外の研究用アイテムは揃えていたのに、よりにもよってモンスター研究を命じられてしまったさやさや。「研究は足だ!」と豪語する教授に命じられて、各地のモンスターを探しに行かなければならなくなってしまった。火壁しか防御能力を持たない自分一人で研究をこなせるのかと不安になる。 だが、そんなさやさやに「ヒマだし、私らも着いて行くか」とぶっきらぼうに言うギルメン+2のみんな。ぶっきらぼうなのは照れ隠しで、本当に気の良い人達だということはもう知っている。このギルドに入って良かった、そう思うさやさやだった。 しかし、その仲間たちに次々と襲い掛かる罠。 「こ、この血管…を、持って…かえ……ゴフッ」 減っていく仲間たち 「…ごめん、私もう帰れそうも…ない…。あなたは、立派な…セー…ジ……に」 幾多の悲しみを乗り越えた先に待っていたモノとは。 「…これが、セージ?だって、これじゃ…。これじゃ、あんまりだよっ…!」 次回、セージ転職クエスト 後編『オープンパンツァー』。かみ合わない歯車が、いつまでも回り続ける――― バーチャルネットプリーストさやさやはセージに転職しようとしている人達を応援しています。 今回の次回予告はいつもみたいな何か元ネタがあるわけではないのです。ノンフィクションです。実際の次回の日記に書く出来事を次回予告風にアレンジしただけなのです。 元ネタを探しちゃった人、ごめんなさいっ! |
平成16年1月16日 | 最高級のメイス | ||||
最近ラグナロクでやる事が無くなってきて倦怠感が漂うさやさやです。ごきげんよう。 どう気合を入れてみても、レベル上げをする気が起きません。 1年半以上やっておきながらレベル70を超えた事が無いのはともかく。 前回はマイグレーションイベント中の製造イベントについてレポートしましたが、今回はその後に舞い込んだ製造依頼について紹介いたしましょう。 ある日、こんな感じのメールが届きました。 「こんばんわ、さやさやさん。属性メイスの製造を依頼したいのです。60本ほど」 作りすぎ、作りすぎっ! 何故そんなに大量に属性メイスが欲しいのかと聞けば、どうやら依頼主さまは鈍器マニアらしいのです。『さやさや使用済み』の+10火・水・風三色属性メイスという制作費に威力が釣り合わないであろう趣味武器を作りたいとのこと。でも、なんで土いらないんだ。 まぁ、土を依頼されなかったのはともかく。武器を裏ルートに流して密売とかそういうことではありませんし、私も自分がどれ位の成功率で属性武器が作れるのか(前回大量に作って計測したのは属性無し)知りたいということもあって快諾。大量の材料(鉄1800個+属性結晶各20個)と鋼鉄の金槌というカートにも入りきらないほどのアイテムを受け取って製造開始!
前回と違い、今回は製造支援のプリさんも完備。やっぱり巻き戻りもない普通の時期に60本も属性メイスを作ろうなんていう人は準備もぬかりありません。そのプリさんの支援を受けつつ、手持ちの材料が無くなってはカートから取り出し、カートの材料が無くなったら依頼主さまから受け取り、折っては作り、作っては折りと繰り返し、次々と属性メイスを作り出していきます。 そして全ての材料がなくなったとき、私のカートの中身はこんな状態でした。
その総数は31本。内わけは火メイス9本、水メイス9本、風メイス13本です。土が無いのがやっぱり気になりますが、成功率は5割を超えました!製造屋さんとしてはかなりマズい成功率なのですが、なんちゃって製造ブラスミな私としてはまぁ、こんなもんじゃないかと。 ともかく完成した属性メイスを依頼主さまにお渡しし、第一段階は終了。 第二段階である+10までの精錬は依頼主さまのBSさんにお任せです。各10本前後もあるわけですし、Lv1武器の精錬成功率を考えればきっと+10四色属性メイスは完成することでしょう。 しばらくして精錬所から帰って来た依頼主さま。どうにも顔色が優れません。聞いてみると、+10精錬に成功したのは風のみ。9本づつあったはずの火と水は全て折れてしまったとのことです。 たったの一本では納得出来ない依頼主さまは、なんと追加発注を掛けてきました!あんなに折ったのに、まだ作るの!? 依頼主さまがやる気ならばこちらも受けないわけには参りません。町中・知り合い中を駆け回って手に入れたと思われる材料と金槌を受け取り、再製造開始!
なんとか完成した火と水各7本づつのメイスを持ち、依頼主さまは再び精錬所に向かいます。31本から1本しか作れなかったことを考えると、たったの14本で+10が出来るのかと心配になってしまいます。 しかし、その心配は杞憂に終わり、帰って来た依頼主さまの手には+10水メイスが! これで二本の+10属性メイスが完成して残りは火メイスだけなのですが、さすがにこれ以上は材料を手に入れるのが困難なため、今回は断念。製造の最終段階に移ります。 最後の仕上げとは皆さんご存知、武器を名前通りの『さやさや使用済み』にすることです。 武器を使う場所は…そうですね、せっかくなのでゲフェンダンジョン3Fにしましょう!依頼主さまとその仲間たち(全員ノービス)を引き連れて、レッツ突貫! 激しい戦闘を終え、ふと気づくと―――
生き残っているのはノービスのみという異常な状況。 ブラックスミスにプリースト、それにノービス四人という、パッと見は幼稚園児とその引率の先生という感じなのですが、実際はその逆でした。Lv80超えノービスの依頼主さまを筆頭に、私を遥かに上回る戦闘力を有したノービスさん達がずらり。私よりもレベルの低いノービスさんも死んだ振りを活用してうまく立ち回っています。さすがはラグナロクでも有数のノービス集団『ノービス幼稚園』です、動きに無駄がありません! こういう本格的な、ノービスのまま強くなろうとする人たちのことはその内実装されるというスパノビ職(R.O.M 776)とは別の呼び名で呼ばねばなりませんね。ちょっと強いノービス…いや、ちょこっと強いノービス、略して『ちょこのび』というのはどうか!なんとなく可愛いような弱そうなようなところがいい感じじゃないっ!? 新名称の提案はともかく。動きに無駄がありすぎる私は何度も死んだりしつつも全てのメイスをまんべんなくたっぷりと使い込み、これで『+10さやさや使用済みの属性メイス』が真に完成しました! 残った火メイスですが、後日材料を揃えて再挑戦。20回試して15本完成という会心の製造もあり、結果見事に+10火メイスの精錬に成功!これも他のメイスと同じように使い込んで、ついに『+10さやさや使用済みの火・水・風三色メイス』が完成したわけです。 結局。作られた属性メイスは合計60本。作成試行回数は102回。使った材料は鉄3060個、火結晶51個、風結晶20個、水結晶31個、鋼鉄の金槌102本。当時は今ほど製造材料も安くありませんでしたし、注ぎ込んだ大量のプラコンと精錬費用まで考えると掛かった費用は―――約8Mz。 散財し過ぎっ!これだけのお金があったなら4色属性ソードメイスが普通に作れたのでは…? バーチャルネットプリーストさやさやは趣味に全力をかける人達を応援しています。 やっぱり、どう考えても土メイスが無いのが納得いきません。みんな、そんなに土を嫌わないで! |