昔 の さ や さ や 日 記

(さやさや日記の過去ログです)

◇さやさや占い◇

平成15年3月中旬くらいの運勢
STR型のひと ホワイトデーのお返しはアメにしましょう。アメ売りGM露天が見つかりません
AGI型のひと アメ売りGMを発見!売り切れてます
VIT型のひと どこかにひっそりと残っているサンタポリンを狩りましょう。アメは出ないで帽子が出ます
INT型のひと 変わったモノということで、ゼロムから出た未鑑定の服をプレゼント。二度と口をきいてくれなくなります
DEX型のひと クッキーとかいいかもしれません。古木の枝でGO!
LUK型のひと 貰ってないので関係ありません
◇平成15年3月中旬◇

あなたのCPUで救える命があります

平成15年3月11日  あなたのCPUで救える命があります

 なんだかちょっとセンチメンタルなさやさやです。こんばんわ。
 今日はちょっと難しいですけど、読んで貰いたい日記です。

 皆さん、分散処理というものをご存知でしょうか。
 一つの大きな物事をみんなで分けて行い、短時間で終わらせる事です。
 ソロでのお兄ちゃん素手狩りは大変ですけど、素手祭りをしてみんなで叩けば簡単に倒せますよね。

 同じように、一つのコンピュータではものすごく時間が掛かってしまうような事も、インターネットで繋がった世界中のコンピュータの力を使えば短時間で行う事が出来ます。これは分散コンピューティングと呼ばれる技術です。

 コンピュータというものは、常に100%の性能を発揮しながら動いているわけではありません。何も操作をしていないときは、大抵休んでいるものです。
 そのコンピュータの休んでいる所を使って、色々な計算を行うのです。1台、2台ではあまり効果は無いかもしれませんが、世界中の有志のコンピュータを集めればすばらしい効果が得られることでしょう。

 本題です。皆さんは白血病というものをご存知でしょうか。
 血液関係の「がん」で、血の中の白血球(白い成分)が異常に増えて白くなってしまうことから付いた名前だそうです。
 なぜ白血病になってしまうのか?その原因は不明とされています。遺伝や伝染はせず、色々な偶然が重なって発病するらしいのです。どの年代でも発病する可能性がある病気です。
 更に言うと、白血病は小児死亡原因の第1位でもあるのです…。

 この恐ろしい白血病の特効薬は現在、見つかっていません。薬を作るためには、がんに耐性があるとされている数億種類にも及ぶものを調べてみなくてはなりません。
 「じゃあすぐに探せば良いじゃないか」と思うかもしれませんが、普通に探していたのでは途方も無い時間が掛かってしまいます。2年前の時点で2400万時間だそうです。実に2700年以上です。

 技術の進歩によってこの時間は短縮されるとは思います。しかし、その間にも白血病で亡くなる方は後を絶ちません。年間6000人以上という話も聞きます…。

 私達に出来ることは何も無いのでしょうか…?いえ、あります

 2年前の事ですがこんな話がありました。
 パソコンの中枢部である「CPU」を作っている、あのインテル社(リンク先は日本のサイト)が色々な団体と協力して分散コンピューティングのプログラムを作りました。
 その第一号が、白血病の薬を作るために必要なタンパク質を検証するプログラム「UDエージェント」(以下UD)なのです!

 このUDというは、UDのサイトからダウンロードして私達のパソコンにインストールするプログラムです。
 インストールされたUDは、白血病の進行を促進するタンパク質などをみんなのコンピュータで分担して探し、その結果を中枢コンピュータに送ります。
 あのインテルが中心になって作成したプログラムですので、ウィルス等の問題は心配はまずありません。安心してインストール出来ます(他の企業のCPUでも問題有りません)。

 「パソコンが重くなるんじゃないの?」と心配される方も居るかもしれません。しかし、その心配はあまりありません。
 UDはパソコンの休んでいる部分を使います
 例えば、UDが動いている時にラグナロクを起動したとしましょう。UDはラグナロクに必要な部分を明け渡し、余った部分で動き続けるのです。
 ただ、ラグナロクや他のMMORPGはパソコン(のCPU)を100%使ってしまうので、たとえログイン画面でもUDはほとんど動作しません
 ラグナロクをしていない時間だけでももちろん十分です。でももし、ただAFKをするだけでしたらラグナロクを終了して、UDを動かす事をお勧めします。

 ちなみに、UDがネットワークに繋ぐのはデータを取ってくる最初と、データを送る最後だけです。
 ダイヤルアップ接続など、常時ネットワークに繋がっていない環境でも問題ありません。

 この一大プロジェクトを管理しているのがUnited Devices(英語です)という所です。このサイトからそのプログラムをダウンロード出来るのですが、「英語なのでちょっと…」という方も多いでしょう。でも安心してください
 皆さんの住んでいるであろう、日本からも多くの方が参加しています。

 Team 2ch 日本最大の掲示板2ちゃんねるのUDチームサイト
 Team TECHSIDE.NET ネトランでご一緒させて頂いたTECHさん達のチームサイト
 Team さぽさぽ 楽しいサポートセンターの方達のチームサイト
 Yen-e JAPAN アレ以外の何か with "任意"が好きな人たちのチームサイト
 ささらさんのサイト プログラムの使用方法を日本語で解説されてます

 これらのサイトを見ればファイルのダウンロードから、細かい設定まで全てわかると思います。もちろん、この他にも数多くのUD関係サイトが存在していますので探してみるのもいいでしょう。

 このプロジェクトには個人でも参加出来ますが、参加者同士でチームを組むことも出来ます。
 「プログラムを動かすだけなのに、何のチームなの?」とお思いになるかもしれません。自分のCPUを使い、タンパク質の解析にどれだけの時間、どれだけの貢献をしたかというモノが数値として表示されます。それを他のチームと切磋琢磨したり出来るのです。

 「病の事なのに競い合うなんて不謹慎だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ただただ計算が処理されていくだけでは普通の人はメゲてしまうこともあります。でもそんな時、明確な数値が出て競い合っていれば「他のチームの人がすごいがんばってる、私も負けてられない」と奮い立ったり出来るのです。単純に、仲間が居るだけで心強いですし。

 どうでしょうか?
 私達が参加する事で劇的に研究が進むなどということは有り得ません。でも、ほんの少し、極わずかでも白血病に苦しむ人が助かる可能性が上がるというのなら、私は参加したいと思います。
 これを偽善と呼ぶ人も居るかもしれません。でも、偽善でもいいじゃないですか。偽善と言われようと、何と言われようと、助かる確率は上がるはずです。何もしないよりは良いはずです。
 このプロジェクトに何か感じるものが有った方は、是非お願いします。

 UDエージェント ダウンロードページ
 「Download Now」をクリックするとダウンロードされます。
 WindowsOS用プログラム(Windows95は対象外)で、残念ながらマッキントッシュやUNIX等用のプログラムはまだ無いそうです。

 あなたのCPUで、あなたの気持ちで、誰か救えるかもしれません。

 バーチャルネットアコライトさやさやは白血病に苦しむ方達と、UDで解析する方達を応援しています。




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