はじめまして。私は、電脳世界に生きる”電子の聖職者”さやさやといいます。
実体を持った現実的な聖職者よりも、悪魔や怪物退治ができるマンガとかに出てくる聖職者が好きだ! というゲーム脳を持った方のために生まれた新しい形のネットプリーストです。どうかよろしくお願いします。

バーチャルネットプリースト

さやさや16歳



◇さやさや占い◇

平成19年10月くらいの運勢
STR型のひと サラマンダーに反射し殺されます。
AGI型のひと ガーディアンに射殺されます。
VIT型のひと インプに脱がし殺されます。
INT型のひと ビョルグに暗殺されます。
DEX型のひと カーサに焼き殺されます。
LUK型のひと 今日、イフリートを見た。もう死にたくない。
◇さやさや日記◇

カムバックキャンペーン

平成19年11月25日  カムバックキャンペーン

 ガンダム00を見て「キャラデザ高河ゆん先生じゃん! そういえばアーシアンってコミック途中だった気が……」と思い出し、Wikiで完結してた事実を知って驚いた! という挨拶を考えてから早二ヶ月が経とうとしているさやさやです。ごきげんよう。
 やー、書くネタを作ってはいるんですよ? でも、いざ「書く!」という段になると「う〜ん、どうせ反響無いだろうしまた今度でいいかぁ」となってしまうんですよね。

 そして更新減る→日記を書いても反応が少なくなる→更新がさらに減る→日記を書いても反応が無くなる→更新途絶。のスパイラル最終局面に差し掛かっているさやさやさんピーンチ! なのはともかく。
 久々の日記も一ヶ月前の出来事という、5thアニバーサリーで盛り上がる流行時事ネタから背を向けるものですが、久々のラグナロクプレイ日記なのでよかったら読んでネ!
 一ヶ月前の出来事と言えば、そう。
 ベインスパッチです。
 ルーンミッドガッツ王国、シュバルツバルド共和国に次いで現れた第三の国家、アルナベルツ教国が実装されるというラグナロク世界的に見て大幅な広がりを見せるパッチです。
 プレイヤー的には「単に新しい町とダンジョンが足されただけっしょ?」という程度かもしれませんが。

 そのベインスパッチが実装されたのを記念して、またもやカムバックキャンペーンが開催されたのです。
 カムバックキャンペーンというのは、「過去二ヶ月くらいチケット買ってないけど、それ以前にはチケット買った事あるよ」という方を対象に、三日間ラグナロクにタダでプレイしに戻れるというキャンペーンです。
 「前はいっぱい遊んでくれたじゃん、ちょろっとやらせてあげるからまた戻ってきてよ」というガンホーさんお得意の戦術ですね。
 「あー、またカムバックキャンペーンかぁ。でも確か私、ここ一年くらい一ヶ月課金はしてない気がするなぁ?」と思ってサービスフロントから過去の履歴を調べてみたら大変な状態になっていました。


1DAYチケットとフリーチケット

 過去一年間1DAYとカムバックキャンペーンでしか入ってない、て!
 今年に至っては1DAYよりもカムバックの方が回数が多いという始末。
 自分のあまりと言えばあまりのラグナロク離れに少々心を痛めてしまいました。
 でも実質1DAYで数回入っただけの私が本当にカムバックキャンペーン対象者なのかなぁと対象者欄を読んでみると、単に「期間中に利用権をチャージした人」とありました。
 以前のカムバックキャンペーンは「期間中に一ヶ月以上の利用権をチャージした人」だったような気がするんですけど……?
 こんなんでいいんですか、ガンホーさん。

 ともかくせっかくの機会ですし、ベインスとやらをちょっと体験してみようと入ってみたわけです。


久々のラグナロク、久々の温泉

 近くに開いたままのワープポータルがあると入りたくなってしまう病が発動してみんなで狭い温泉に浸かったり談笑したりと、まったりネットゲームの真髄の一端を味わったりしていたのですが。
 やはり気になるのは新実装されたダンジョンです。
 カムバックキャンペーンでも紹介されていましたが、ベインスパッチで実装されたというトール火山が非常に気になります。MVPボスがファンタジーで火と言ったらこの人しかないだろうというくらい有名なイフリートさんというのも気になるポイントです。
 思い立ったが吉日。
 溜まり場に居た人達に「トール火山とか超行きたいんだけど!」と言ったらすぐに快くポータルを出してくれました。

ポータルに乗って、いざトール火山へ!

 ハイディングクリップ持って行った方がいいかな? という質問に「無駄だよ!(笑顔)」的な答えが返って来たのがちょっと気になりますが、ともかく行ってみるだけです!


ここがイフ兄のハウスね!

 地獄まで続いているかのような黒い裂け目の入口を通り、いざトール火山へ侵入!
 人っ子一人、モンスター一匹居ない通路をおっかなびっくり進んでいくプリースト一人。結構歩いたのに何とも出会わず、緊張に手を汗握っていたのがバカバカしくなって来た頃、ようやく前方に何か見えました。
 見えたのは地面設置型の魔法・ファイアピラー。あ、誰かモンスターと戦ってるのかなぁと無造作に一歩踏み出した次の瞬間――

 ……あ、あれ?
 え、えっとですね。まだトール火山未経験な方に――

トール火山へ行く前に言っておきますッ!
私は今トール火山をほんのちょっぴりだけれど体験しました
い…いえ…体験したというよりはまったく理解を超えていたのですけれど……

あ…ありのまま 今 起こった事を話すよ!

『私はベインスダンジョンを歩いていると
思ったらいつのまにかモロクを歩いていた』


な… 何を言ってるのか わからないと思うけど
私も何をされたのかわかりませんでした…

頭がどうにかなりそうでした…
闇ポタだとか誤テレポートだとか
そんなチャチなものでは だんじてありません

もっと恐ろしいものの片鱗を味わいましたよ…


 ポルナレフのAAを略してしまった上、コピペの口調を自分風に変えてしまうくらい動揺してしまいました。
 ホントね、何が何だか分からない内にモロクへ戻っていましたよ。
 多分死に戻りだと思うんですが……。正直、何が何だかわかりません。
 「何か忘れ物でもした?」と聞かれてしまうくらいのスピード帰還で溜まり場に舞い戻ると、再びポータルを出して貰ってトール火山へもトンボ返りです。

 今度は何が起こったのか見極めようと、緊張を切らさずに慎重に慎重に歩みを進めます。
 すると再び前方にファイアピラーが出現。しかし、近くに他のプレイヤーが居る様子はありません。
 そこでハタと気づいたんです。

 火山マップで火属性魔法を使うプレイヤーが居るはず無いじゃん!(気づくの遅すぎ!)
 どんなモンスターが居るのか調べていなかったのですが、同じ様な火山ダンジョンであるノーグロードに火属性モンスターがいっぱい居た事、ボスがイフリートである事から考えても、火属性モンスターが多い事は予測出来ます。
 ウィザードさんが使うとしたら、ファイアピラーではなくてストームガストでしょう。どう考えても!
 という事は、このファイアピラーを置いたのは他のプレイヤーさんでは無いということです。
 考えを確かめるために一歩を踏み出した、次の瞬間――


カメラが捉えた決定的瞬間!

 24000超えダメージて! 最大HPの10倍くらい受けてるんですけど!?
 ちょっ、まっ!
 確かに高レベルダンジョンだとは聞いていましたし、生体研究所3Fに行けるくらいの人じゃないとまともに戦えないんだろうなーとは思っていたのですけれど。
 まさか瞬時に蒸発されてしまうなんて!
 聞いてみると、ハイディングクリップが効かないというのも出てくるモンスターが全部ボス扱いだからなんだそうです。
 悪魔か虫が居るんだと思ってた!
 雑魚なのにボスって意味わかんないよ!

 何て言いましょうか、「転生前の人はお断り」とかそういうレベルを超越したダンジョンでした……。
 しかし、イフリート観賞を諦めきれない私は一計を案じる事に。


転生二次職PTに紛れ込め!

 他力本願プレイ!
 入口で待ち伏せをし、いかにも「私達狩りに来ました」という感じの転生二次職さん達が来た所で一緒にダンジョンへ突入。そ知らぬ顔で一緒にダンジョンの奥へと進むのです!
 遭遇したモンスターと戦う皆さんに心の中でエールを送りつつ、端っこの方でこっそり。
 しかし、一番安全と思われた後列のハイウィザードさんの隣に突然火の鳥が横沸き!


ハイウィズさんピンチ! って、あ……

 さやさや、上! 上〜!
 暢気にSSなんて撮っていたバチが当たったのか、突如上空から火の玉が!
 ハイウィズさんがストームガストを使っているのでわかるように、このダンジョンでメテオストームなんて使うプレイヤーさんが居るはずありません。


ハイウィズさんピンチ! って、あ……

 もちろんモンスターの攻撃だー!
 他力本願でコソコソしていたにも関わらず、あっさりと玉砕してしまいました……。
 しかし、ここで諦める私ではありません。
 先程の教訓を生かし、今回はしっかりとポタメモを取ってあります!
 自力で即ダンジョン復帰!
 やられない備えではなく、やられた時の備えをしているというのが何とも言えない所ですが。

 また強い人達来ないかなーとダンジョン前で待ち構えていたんですけれど、待てど暮らせど一向に誰も現れる気配がありません。実装早々過疎ダンジョン!?
 仕方ありません。どうせすぐ戻って来れるんですし、もう一度一人で頑張ってみよう! 突撃ー!


って、また鳥ー!?

 何とか一撃耐えた!?
 HP99%持ってかれたけど!


ひぎぃ!

 アッー!
 連続攻撃速過ぎるよ! 逃げらんないよ!
 え、えっとダンジョン滞在時間が……に、20秒!?
 早過ぎ! 私も死ぬの早過ぎ!
 いくらなんでも瞬殺され過ぎ!
 でも負けない!

 やられてもすぐに復活するという何だかゾンビっぽいプレイスタイルになっていますが、ネバーギブアップの精神で果敢にダンジョンへ挑みます。
 再び潜ったダンジョンでは、運良く火の鳥に遭遇する事無く奥の方まで進む事が出来ました。
 先程私を殺した火の鳥が居なかった所を見ると、死に戻りするまでに誰か他のプレイヤーが入っているみたいです。
 その人達に寄生……後ろから応援しようと、急いで後を追うと――いました。


トール火山に三人で挑む勇者達

 拳聖さんを前面に押し出し、教授さんとハイプリさんがガッチリ後ろを固めた三人の強者達。しかし、その人数が私にはちょっと災いしました。
 前のPTは観光で来たのか、人が多かったので簡単に紛れ込む事が出来ました。
 しかし今度のPTはたったの三人で挑むというガチ狩りに来てそうな方達です。紛れ込む事も出来ません。
 あんまり近付き過ぎるとご迷惑を掛けてしまうかもしれませんし。
 ここはちょっと離れてこっそり付いて行く事に――


わっほー、鳥さん真横に生まっ、生まれたぁっ!

 って、あ!?
 PTとは反対方向に逃げっ――


前門の鳥、後門の溶岩

 ほぁっ!?
 どっ、どうする〜!?


前門の鳥、後門の溶岩

 ベインス〜。
 ご観光は計画的にネ!

 ……イしか合ってないとかそういう問題じゃない!
 無理ス! 本気で何も出来ません!
 このダンジョン、今までの高レベルダンジョンとは桁が違うよ!
 せ、せめて火鎧くらい買ってくるべき、だった……ガクッ

 ――と、こんなわけで。
 私の初めてのベインス体験は、
 死に過ぎな結果に終わったのでした……。


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